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ブルース・リーに正しい食事法を学ぶ


人類史上もっとも屈強な肉体を持った男の1人といえばブルース・リー。「The Art of Expressing the Human Body」って本をめくってたら、ブルース・リーが残した栄養管理方法が解説されてましたんで、ポイントをまとめておきます。

 

 

 

1・小麦粉を食べない

小麦粉はエンプティカロリー(栄養価がないくせにカロリーばかりある食品)だから食べてはいけない!というのがブルース・リーの教え。当然、パンやケーキなどは絶対に食べなかったそうな。カロリーだけで体にメリットがないものは、基本的に口にしなかったみたい。

2・メインは中華料理

ブルース・リーのメインは中華で、おもに豆腐と牛肉のオイスターソース炒めを食べていたとか。西洋の料理はタンパク量と脂肪が多すぎで、アジア料理のほうがバランスが取れていると考えていたそうな。

3・乳製品はとらない

ホエイ系のプロテイン飲料は飲んでたものの、基本的に牛乳やチーズは口にしなかったらしい。これは、たんに乳製品が好きじゃなかったのと、総摂取カロリーを減らすのが目的だった模様。

4・少ない食事を数回にわけて食べる

「少なめの食事を5〜6回にわけて食べるとやせる!」などとよく言いますが、ブルース・リーもこの手法を実践していたらしい。特にボディビルダー系の人たちにはおなじみのテクニックですね。

5・プロテインドリンクを飲む

プロテインドリンクにフルーツを混ぜたスムージーを、毎日1〜2杯ずつ飲んでいた模様。具体的なレシピとしては、

  • パウダーミルク
  • 生卵(殻もふくむ)
  • 小麦胚芽
  • ピーナッツバター
  • バナナ
  • ビール酵母
  • イノシトールサプリ
  • レシチンサプリ


をジューサーにかけて飲んでいたらしい。

6・サプリメントを飲む

ブルース・リーが毎日飲んでいたサプリは以下のとおり。

  • ビタミンC
  • レシチン
  • ビーポーレン(蜂花粉)
  • ビタミンE
  • ローズヒップ
  • 小麦胚芽オイル
  • プロテインの錠剤
  • アセロラC


蜂花粉をいまで言うマルチビタミンがわりに飲んでたみたいっすね。にしても、やっぱタンパク量をよく摂ってますなぁ。

7・炭水化物は野菜と果物からとる

ブルース・リーぐらいの運動量になると、炭水化物の摂取は基本。といってもパンや米は食べず、緑黄色野菜・ニンジン・セロリ・リンゴなどが入ったスムージーで補給していたらしい。

8・ローヤルゼリーと朝鮮ニンジンをとる

ブルース・リーはローヤルゼリーでビタミンB群と必須アミノ酸を補給し、朝鮮ニンジンを血流アップのために使っていたそうな。

まとめ

そんなわけで、ブルース・リーが実践していた食事法でした。現代の目から見てもお見事というか、小麦粉と乳製品をとらずにタンパク質を積極的に摂取するあたりは、パレオダイエットに似ておりますね。


ただ、4番の「少ない食事を数回にわけて食べる」だけは、現在では特にダイエット効果がないことは証明されているので、よほどのボディビルダー以外は無意味かも。また、サプリメントが発達したいまでは、わざわざローヤルゼリーと朝鮮ニンジンを飲む意義も薄いかなー、というところ。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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