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天然の味わいを極めた衝撃のニューウェーブ中華「敦煌(曙橋)」

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かねてから「凄い!」との噂を聞いていた曙橋の中華料理店「敦煌」へ行ってまいりました。


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お店の場所は、都営新宿線「曙橋」駅から歩いて4分ほどの裏路地。まずは場所がわかりにくいうえに、あまりに店構えがシンプルすぎて、入り口すら判別しづらい状態になっております。目印は青の小さな看板のみ。がんばってたどり着きましょう。

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店内も白をベースにした超ミニマルな作り。もはや禅の域。

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料理は5,500円のコース一本のみで、季節ごとに食材が変わるとのこと。まずはピータンと豆腐の和え物から。かなりのあっさり味ですが、噛むほどピータンの滋味深さが染み出してビックリ。濃い味つけに慣れきっていた舌が、一気にリセットされました。

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続いてお蕎麦のもやし。なんとも地味なルックスながら、体験したことのないシャキシャキ感に驚かされます。

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お麸とシイタケ。シイタケは肉厚でジューシー。お麸はモッチリとした食感が最高で、これだけをドンブリ一杯ぐらい食べたいレベル。

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豚のタンとガツ。ピリ辛ながらも優しい味付けで、プニプニのホルモンとサクサクなセロリのバランスが絶妙。全体的に、野菜の茹で加減が非常にお上手です。

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名物のミクロ水餃子。親指の先ぐらいのサイズの餃子を、スパイスが効いたタレにつけていただきます。肉汁の上品さはもちろん、皮のモッチリ度が体験したことのない感じ。

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イカ団子のあんかけ。これまた地味な見た目ですが、団子の内部にほどよく空気が入ってまして、口に入れるとふっくらと溶ける感じ。仕事が丁寧すぎる。

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鳥唐揚げとレタス。シャキシャキのレタスにサクサクの衣があいまって、しみじみと美味しゅうございます。

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名物のニラそば。全面が大量のニラで覆われた見た目のインパクトがバツグン。ほのかに香るニラが食欲をそそりまくり。

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ニラの下には太めのそばが隠れております。うどんのような焼きそばのような不可思議な食感。個人的にはこれが一番気に入りました。

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デザートは10種類からチョイスが可能。今回は、しょうがのプリンと薬草のゼリーを選んでみました。とりあえず、しょうがのプリンは絶品なので、激しくオススメしておきます。

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薬草のゼリーはかなりのあっさり目。軽い苦味がバニラの味を引き立てていて、こちらもお見事。


そんなわけで、いずれの料理もルックスは地味なのに、手間のかけかたがハンパない感じ。油の量が少ない上品であっさりした中華なので、コテコテの味が好きな方はとまどうかもですが、舌が慣れてくれば必ずや驚けるはず。これで5,500円は、かなりのコスパかと思います。


この価格帯のお店としては、神楽坂のピアッティカステリーナと並ぶ超優良店。また行きます。


敦煌
〒160-0006 東京都新宿区舟町15


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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