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仕事を「先延ばし」する人は心臓病をわずらう可能性が高くなる

Heart

平素から「先延ばし」の問題についていろいろ書いてる当ブログ。近ごろ出た論文(1)によれば、作業をダラダラと先延ばしにする癖がある人は、仕事に悪影響が出るだけでなく、心臓病を患う可能性が高いらしい。



これはカナダ・ビショップス大学の調査で、高血圧または心疾患の人を182人、健康体の人を564人ほど集めまして、全員に性格テストを行ったんですね。その結果、心臓が悪い人ほど、健康体にくらべて「わたしは『この仕事は明日やろう』と思うことが多い」といった質問にイエスと答える確率が高かったんだそうな。


これはあくまで統計なんで、なぜ先延ばしグセと心臓病に関連があるのかまでは書いておりません。まぁ普通に考えれば、仕事を先延ばししてしまうタイプの人は、運動や健康的な食事に関しても後回しにしちゃいがちなのかなーとは思います。


また、先延ばしをすると、つねに心理的なストレスがかかるんで、コルチゾールの分泌による慢性炎症の作用も関係してそう。といっても、現代の心理学では、先延ばしグセはほぼ遺伝で決まっていて、その傾向は一生を通して変わらないって説が有力なんで、なかなか一朝一夕に治すのも難しいところではあります。


ひとまず、当ブログでは、過去に効果の高そうな「先延ばし対策」についていろいろ書いてますんで、このへんを参考に対処していくしかなさそうですなー。



credit: Ghita Katz Olsen via FindCC
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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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