ADHDの専門家がすすめる「先延ばし克服法」まとめ
PsychCentralに載ってた「ADHDの専門家が明かす先延ばし克服法」って記事が、ビジネス書でよく見る「効率化アップテク」とよく似ていて面白かったのでメモ。
ADHD Experts Reveal Their Favorite Ways to Manage Procrastination | World of Psychology
ADHD(注意欠陥障害)の専門家であるロベルト・オリバルディア博士によれば、ADHDは時間を「今」か「今じゃない」の2つの軸で見るので、タスクが緊急度を増さない限りは先延ばしをしがちなんだそうな。って、私もその傾向がありますので、非常に耳の痛い話であります。
で、博士がオススメする「先延ばし克服法」は次のとおり。
1・小さいゴールを設定する
目標を小さくすることで、時間軸が「今」に切り替わる。例えば、完成に1カ月かかる書類なら、1日分の分量を決めてこなしていけばOK。これは、私もOmuniFocusを使って毎日心がけていることであります。
2・ アプリを使って作業の優先順位を決める
定番の方法ですな。記事では「Errand」っていうタスク管理アプリがオススメされております。画面写真を見るとよくあるToDoアプリっぽいけど、レビューはかなり高評価。ちょい気になる。
3・本当に楽しいタスクに集中する
目標とは関係ないタスクや満足感のないタスクは、「本当に自分の人生に必要か?」を考えたうえで、不要なら他の人にまかせてしまう。
4・先延ばししたあとの感覚を想像する
「何をするべきか?」じゃなくて「これを先延ばししたらどう感じるか?」を考えてみる。「先延ばしして後悔するか、今終わらせて良い気分になるか?」と自分に言い聞かせるといいらしい。
5・とりあえず15分だけやってみる
先延ばししそうなタスクがあったら、とりあえず15分間だけやってみると、もっと続けたくなる。15分間でも長いと感じるなら、とりあえず40秒間だけやってみるのも効果は大きい。
6・自分のベストな時間帯を知る
自分の脳が最もよく働く時間帯を自覚し、その時間帯に難しいタスクを集中させる。
7・タイマーを使う
タイマーで締切り時間を作って、自分にプレッシャーをかける。不安感は増すけども、確実に集中力と緊急感がアップする。
8・ルーチンを作る
「朝メシを食べる→皿を方づける→皿を洗う」みたいに、手順を決められるものは徹底的に決めてしまう。
そんなわけで、いずれの手法もビジネス書でよくオススメされているテクニックにそっくりなんですな。というか、ビジネス書の効率化アップテクニックって、心理学の研究成果からいただいたものが多いので、考えてみれば当然なのかもしれませんが。