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ミニマリストでない人間がミニマルな愛用品を紹介する動画の補足

 


 

こないだ、ミニマリストしぶさんのYou Tubeに出させていただきまして。

 

 

過日に出た「なめる亜鉛」のプロモなんですが、同時に「鈴木さんの愛用品を5つ持ってきてください」と依頼されまして、ガチで日々使っているアイテムを持参した次第です。ネタでやってるように思われそうですが、本当に毎日使っているラインナップになっております(笑。

 

 

まー、わたくしまったくミニマリストではなく、「ミニマリズムは数ある思考ツールのひとつだよなー」ぐらいの位置づけなんですが、がんばって「自分なりのミニマリズム思想」に近いものを選んでみました。で、この動画については、後から「補足することがあるなー」とか思ったので、以下にまとめておきます。

 

 

インフィニティキューブ 無限キューブ

 

8つの立方体を組み合わせたものを手の中でカチャカチャいじくるだけのガジェット。これはシンプルにデザインがミニマルですね。ちょい前に流行ったハンドスピナーの流れをくむアイテムで、だいぶ前に買った「フィジェットキューブ」なんかも似たラインっすな。

 

まぁ、これが何の役に立つか?と言われれば「わからん」としか言いようがないんですけど、例えば「作業中の創造性アップとストレス解消に効くのでは?」とか「退屈な会議や授業の集中力が29%もアップするのでは?」といった報告はありまして、私もなんとなく使い続けております。まだデータが少ないジャンルではありますが、気になる方はどうぞ。

 

ちなみに、インフィニティキューブは折り紙で作ることも可能なので、ご興味がある方はあわせてご覧ください。

 

 

 

鼻笛

 

名前のとおりの鼻で吹く楽器。口笛が吹ける人なら誰でも音階を出せるので、おそらく世の中でもっとも簡単でミニマルな楽器だと思われます。構造が簡単なだけに持ち運びやすく、「自分はいま懐に楽器を忍ばせているのだ……」や「その気になれば自分はいつでも楽器を演奏できるのだ……」と思う気持ちが、私に心の余裕をあたえてくれるわけです(わけがわからんかもしれんですが)。

 

ネタ楽器のようですが、熟達するとモーツァルトも吹けるのがすごいところ。

 

 

こうして見ると、鼻笛って意外とオペラと相性が良いんすね。

 

 

 

口琴

 

名前のとおり口で鳴らすパーカッションで、デザインがミニマルでいいっすね。金属部を歯に当てて音を鳴らす仕組みなんですが、こちらは弾く部分がもろいので、鼻笛と違って持ち歩かなくなってしまいました。うーん、残念。

 

こちらは音階を出せる楽器じゃないものの、習熟するとミニマルテクノみたいな音が出せたりします。かっこ良すぎるぜ……。

 

 

 

 

ブッダマシン

 

こちらは過去にブログで紹介したアイテムですね。見た目はまったくミニマルじゃないですけど、「本来は自分の声で唱えてなんぼのお経を自動化して、気楽に持ち運べるようにした」ってあたりにミニマリズムを感じるわけです。「そこも効率化しちゃダメでしょ!」みたいなとこに人間の業を感じまして、見るたびに癒しを感じるんですよねぇ。

 

ちなみに、「グリスリズム」っていう見た目もミニマルなブッダマシンがあるんですが、こちらは高価すぎてさすがに買っておりません。

 

 

 

十牛図

十牛図ってのは中国北宋時代に生まれた図像で、悟りにいたる10の段階を絵で表現したものになってます。動画で紹介しているのは3年前に北朝鮮に行った際に、現地の方からいただいた絵画ですね。ありがたいですなぁ。

 

で、十牛図ってのは、8枚目の図像が円だけで描いて「無の境地」を表現してまして、これぞミニマリズム!って感じなんですよ。しかも、そこでとどまるのではなく「無になってからがスタート」みたいなとこも描いていて、めちゃくちゃおもしろいんですな。その具体的な意味については「ぎゅーたん!」「十牛図-禅の悟りにいたる十のプロセス」みたいな解説本が出ているので、こちらをご覧ください。

 

 

 

MAF 085 ジョンウィック

 

キアヌ・リーブス先生の聖人ぶりは衆目の知るところですが、こんだけの金持ちがつい最近までノマドみたいに暮らしてたり、ガムテで補修した靴を履いてたりと、ミニマリストからナルシシズムを取り去ったキャラがすばらしいですね。

 

このフィギュアは名作「ジョン・ウィック:チャプター2」をベースにしたもので、本作中盤の駅構内のガンファイトは年に数回見直しております(「ジョン・ウィック:パラベラム」は序盤のナイフ戦を繰り返し見ている)。

 

 

 

Smith & Wesson(スミス&ウェッソン)タクティカルペン

 

余談ですが、この動画のためにスミス&ウェッソンの「タクティカルペン」(ペンとしても武器としても使える護身グッズ)も持参したかったんですが、これを持って新宿を歩くのは法律ギリギリなのであきらめました(自宅での利用は問題ない)。機能性に特化したデザインがミニマルで、これもいいんですけどねぇ。

 


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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