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たった2.8秒のジャマでも人の集中力は崩壊する


最近の研究によると、人間の集中力は、たった2.8秒のジャマが入っただけでも簡単にとぎれてしまうらしい(1)。


これはミシガン州立大の論文でして、学生たちに集中力を使うパソコン作業をやってもらい、その途中で、わざとポップアップ画面を表示させたんですな。その結果、2.8秒のポップアップ表示で、学生たちの作業スピードは半分以下にまで低下。4.4秒の場合は3分の1まで下がったらしい。


2.8秒ってことは、急な電話や来客のような定番のジャマはもちろん、 メールやLINEの通知ぐらいささいなことでも、作業の効率を落とすには十分なわけですね。実際にメッセージを読まなくても、通知が気になった時点で終わりであります。


ポモドーロや18分集中法など、時間を区切って仕事に取り組んでいる方も多いでしょうが、その際は、メールやメッセージの通知は切り、SNSからはログアウト、スマホの電源も落として、周囲の人にも話しかけないように頼んでおくのがいいかもですね。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。