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あなたの太りやすさを決める5つの性格


PsychCentralに出ていた「性格と太りやすさの関係」ってコラムが面白かったのでメモ。


これは、性格のビッグファイブモデル(もっとも科学的に信頼できる性格診断)が、太りやすさと関係しているかをまとめたもので、まずは以下のページで自分の性格特性をテストしたうえで読むと楽しいかと思います。

簡単 5つの性格診断プラス 心理テスト×自己分析 短縮版








開放性(好奇心の強さ)と太りやすさ
開放性が高い人は、もっとも痩せている傾向が強い。知的好奇心が強い人は食に対してオープンなので、さまざまな種類の食事を選ぶようになり、結果として偏った食生活におちいらずに済むらしい。また、開放性が高いと知的レベルも高くなり、より健康的な食生活に自覚的になるんだそうな。


実際、2,000人を対象にした調査でも、開放性が高い人は、より野菜や魚を食べる傾向が強く、地中海ダイエット(オリーブオイル・魚・野菜が中心の健康的な食事)に近い食生活を送っていたとか。(1)



誠実性(まじめさ)と太りやすさ
開放性に続いて痩せやすいのが、誠実性が高い人。まじめな人は健康志向であることが多く、ちゃんとダイエットプランを立てて実行するので、必然的に体重も減りやすいらしい。1994年の調査では、誠実性が高い人ほどBMIが低く、リバウンドしない確率も高かったとか。(2)



外向性(社交的で活動的)と太りやすさ
痩せやすい3番手は外向性が高い人。2006年の研究でも、外向性が高いと健康的な食生活を送りやすいとのデータが出たらしい。(3)


ただし、外向性は「すぐに報酬を求めたがる」傾向が強いので、誠実性や開放性が平均より低い人だと逆に太ってしまう可能性も。諸刃の剣っすね。



調和性(他人にやさしいかどうか)と太りやすさ
調和性の高さと体型はあまり関係がないんですが、調和性が低いと明らかに体重は増えるってデータはあるみたい。特に中年期から太りやすく、一生をとおして体重が増えていく傾向にあるそうな。(4)


ちなみに、調和性が高い場合も安心はできず、他人にやさしい人は周囲の影響を受けやすいため、まわりがスナック菓子を食べていると、思わずつられちゃう確率が高いみたい。



神経症傾向(不安や緊張の感じやすさ)と太りやすさ
もっとも太りやすいのが、神経症的傾向が高い人。不安や緊張のレベルが高い人ほどBMIが高く、メタボで心臓に不調をきたしやすいことがハッキリと示されております。(5) 不安のストレスをまぎらわせようとして、つい甘いモノや高脂肪食を食べ過ぎちゃうんですな。


また、神経症的傾向の人は自信がないことが多いので、カロリー制限に対してよりストレスを抱きやすいとか。



まとめ
そんなわけで、「太りやすさを決める5つの性格」でした。以上の5つの性格は、一生を通して変化しにくいことが知られてまして、残念ながら簡単な解決策はなかったりします。それでも、自分の性格の利点と落とし穴を知るだけでも、前もって対策は立てやすいのではないかと。


あと、言わずもがなですが、まじめな人は太りにくいからといって、太った人が不真面目なわけではないので、ご注意くださいな。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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