自分のマインドフルネス度を判断するための15問
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自分のマインドフルネス度ってどう判断するの?
こないだ「日常のマインドフルネス度が高いとモテる」みたいな話を書いたところ、「どうやってマインドフルネス度をチェックしてるの?」みたいなご質問をいただきましたんで、実際に使われてる検査法をご紹介しておきます。実はマインドフルネス度を調べるテストって山ほどあるんですけど、よく使われているのは「MAAS」っていう質問集(1)かと思います。質問が少ないんで、手軽に診断できるのがウリであります。
MAASは2003年に開発された尺度で、おもに「日常的なマインドフルネス度」を計るのが目的。瞑想のうまさなどとは関係ないのでご注意ください。
MAASの使い方
方法は簡単で、以下の15問に答えるだけ。それぞれの点数は6点満点で- 1=「ほとんどいつもそうである」〜6=「ほとんどない」
のあいだで採点していただければOKであります。
MAASの質問集
▼日常のマインドフルネス度を計る15問
- その時の感情を、後になって気づくことがある
- 不注意や考え事が原因で物を壊したりこぼしたりすることがある
- 今の状況に集中できないと思うことがある
- 過程を重視せず、目標にたどり着くために急ぎがちである
- 本当に気になるまで、身体的な緊張や身体の違和感に気づかないことがある
- 初めて聞く人の名前をすぐに忘れがちである
- 自分のしていることをそれほど意識せず、自動的に何かをしているように感じることがある
- きちんと注意を払わずに、急いで活動しがちである
- 達成したいゴールのほうに目が向き、今そのためにしていることには意識が向かなくなることがある
- 自分のしていることを意識せずに、機械的に仕事や作業をしている
- 何かをしながらも、同時に他人の会話に聞き耳を立てていることがある
- 無意識のうちにどこかに向かっていて、後から考えるとどうやってそこに着いたか思い出せないことがある
- 気がつくと未来や過去のことで頭がいっぱいになっている
- 気がつくと注意を払わずに物事に取り組んでいる
- 気づいたら間食をしていることがある
MAASの判断基準
採点が終わったら、すべての合計点を15で割って平均点を出せば完了。おおよその目安としては、- 3.84ポイント前後=平均的なマインドフルネス度
- 3.95ポイント前後=なかなかのマインドフルネス度
- 4.38ポイント前後=かなり上級者。瞑想の熟練者がこれぐらい
ぐらいにお考えください。もちろん、この数値は、瞑想トレーニングなどを続けるうちに上がっていくんで、定期的に自己診断して、以前の自分とくらべてみるといいかも。