ソニーの最強ノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」を買ってみました
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2年前にソニーの「WH-1000XM2」ってノイズキャンセリングヘッドホンを買いまして、それから自宅での作業用に使い倒してきたわけです。家電の作動音やら外の工事音なんかをスカッと取り除いてくれて、作業に集中したいときは本当に便利。
で、近ごろニューバージョンであるWH-1000XM4が出ましたんで、買い替えてみました。
ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM4
左が「WH-1000XM2」で右が「WH-1000XM4」。新しいバージョンは金属パーツが減ってシックな印象になってます、
でもって、いまんとこ３日ほど使っただけなんですが、「WH-1000XM2」と比べた印象をまとめてみると、以下のような感じです。
- ノイキャン機能：ノイズキャンセルは相変わらずすばらしいものの、「WH-1000XM2」より格段に変わったわけでもない。というか「WH-1000XM2」ですでに満足してたので、ここからさらに進化するのは難しいのかも。ただし、地下鉄や飛行機といった轟音が鳴るシチュエーションで試してないので、ここは追って試してみたい。
- 装着感：これはかなり進化していて、「WH-1000XM2」がキツ目のヘアバンドみたいに思えてくるふわふわ感。ただし、友人が持ってる「WH-1000XM3」も相当ふわふわだったので、前の機種を持ってる方が買い換えるほどのインパクトはないかも。
- 音質：こちらもハッキリ進化してて、一音がかなりクリアになった感じ。「WH-1000XM2」から買い換える動機としては、これが一番大きいかもしれないっすね。技術的なことはよくわからんですが、圧縮音源もだいぶクリアに聴こえるので、さすがソニーさんといったところ。
- その他の新機能：
- スピーク・トゥ・チャット：自分が会話を始めると自動的に音楽の再生が止まり、外音取り込みモードに切り替わる機能。確かに自分の声に反応してスムーズに外音が聴こえるようになりまして、「へー」とか思いました。劇的に便利ではないものの、話しかけられたときは役立ちますね。
- 自動で再生が止まって電源が切れる機能：イヤーマフの内側にセンサーがついてて、ヘッドホンを外すと自動で再生が止まり、さらにほっとくと電源も切ってくれます。「WH-1000XM2」では外しても音が鳴り続けてたんで、これも地味に便利。
- ２台同時接続機能：iPhoneやiPadに同時に接続し、音を再生した端末に自動で切り替えてくれる機能。音楽再生はもちろんYouTubeなんかでも切り替えてくれます。ただ、iPhoneとMacbookを同時につないだら切り替えがうまくいかなくなりまして、「うーん……」って感じでした。iPhoneとiPadだとうまくいくんですが……。
- Bluetoothのつながり改善：「WH-1000XM2」のときは、接続した端末を部屋に置いたままトイレに行くと、音声がブツブツ切れたりしてましたが、今回からは部屋のどこに行っても問題なくなりました。これは楽でいいっすね。
ってことでして、おそらく装着感と音質にこだわりたい方であれば、「WH-1000XM2」から買い替えても満足いただけるんじゃないかと。一方でノイキャン機能が目当てなだけであれば、そこまで買い換える必要性もないかなーという感じっすね（飛行機に乗ったらまた印象も変わるかもですが）。
ただ、「WH-1000XM2」の時は長時間の使用で耳の外側が痛くなってたりしたので、それがなくなっただけでも個人的には満足ですね。音質もいいんでポストロックとか好きな人もうれしいんじゃないでしょうか。
