脳の機能がアップするかもな魔法のガジェット、それは「オレンジの眼鏡」
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オレンジ眼鏡の快眠効果はすばらしい
「パレオダイエットの教科書」では、寝る前はブルーライトを減らしまくろうぜ!と主張してまして、- 寝床に入る前はスマホを使わない!
- ひたすら寝室を暗くする!
みたいな手法を推奨しているわけです。なんせブルーライトは睡眠ホルモンの分泌量をガックリと下げるんで、対策しとかないとエラいことになるんですな。
なかでも個人的に「効果が高いなー」と思ってるのがオレンジのサングラスでして、着け始めた日からかなり眠りが深くなってビビりました。
オレンジ眼鏡で認知機能は改善するか?
で、新しいデータ (1)では「オレンジ眼鏡で脳機能もアップ!」みたいな結論になってていい感じです。これはヒューストン大学の研究で、21人の男女が対象。実験デザインはこんな感じです。
- みんなにBluTechって会社のブルーライトブロック眼鏡をわたして5日ほど使ってもらう
- その後、ブルーライトを防ぐ効果がないクリアな眼鏡をわたして5日ほど使ってもらう
眼鏡をかける時間は午後6時からで、月曜から金曜まで使い続けてもらったらしい。だいぶ早い時間から使ってますな。
そのうえで、全員の睡眠の質、睡眠ホルモンのレベル、認知機能なんかをテストしたそうな。認知機能まで調べるパターンは珍しいっすね。
オレンジ眼鏡で脳の処理スピードが改善
さて、それでどんな違いが出たかと言いますと、- ブルーライトカット眼鏡を着けたら…
- メラトニンの分泌量が9.6 pg/mLに増えた!(クリア眼鏡は 4.9 pg/mL)
- 眠りに落ちるまでの時間が10〜20分ほど早くなった!
- パターン比較タスクの成績が上がった!
みたいな感じです。「パターン比較タスク」ってのは認知能力を計るテストのひとつで、以下のような画像を見つつ瞬時に「同じ模様」か「違う模様」かを判断するというもの。ざっくり言えば脳の処理スピードが改善したわけですね。
高い眼鏡を使わずとも安い商品で十分
研究者いわく、まずはスマートフォンの設定を、ナイトシフトモードに変えるのがオススメだ。加えて画面の明るさも下げておくのが望ましい。
しかし、ブルーライトを出すのはブルーライトだけではない。テレビ、コンピュータ、電球。特にLEDライトはエネルギー効率が良いため、すべての家庭で使用量が増えている。
もし寝る前にブルーライトを減らすことができないなら、アンバー系(オレンジ色)の眼鏡を使うのがよい。ベッドタイムの3時間前に使うと、メラトニンの分泌量が増加するだろう。
とのこと。まぁ睡眠が足りないと脳が働かなくなるのは間違いないんで、オレンジ眼鏡で頭が良くなるのも当然といえば当然な気がしますが。
ちなみに、この実験ではBluTechっていう高価なレンズを使ってますけど、研究者によれば「別にUVEXのプラスチックレンズで十分じゃない?」とのこと。脳を健やかに保つためにもオレンジ眼鏡は役だってくれそうっすね。