野菜ジュースを作るのにベストなジューサーはどれなんだ?問題
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野菜の量を増やしたいならジューサーにかけるのも手。「不老長寿メソッド」では「1日800gの野菜を目指そう!」と言ってまして、これぐらいの量を満たすにはジュースにしちゃうのが楽ではあります。
が、ここでよく聞くのは「ジューサーで野菜の栄養が変わるのでは?」みたいな疑問でしょう。ジュースを作ると、野菜に酸素や光、熱がが加わって、ポリフェノールや抗酸化物質の量が減っちゃう可能性は十分にあり得るわけです。
では、具体的に「野菜の栄養価をなるべく保ちつつ野菜ジュースにするには?」ってことで、テキサスA&M大学などが良い実験をやってくれました(R)。どんな実験だったかと言いますと、以下の3つの手法から、どれが栄養を残すにはベストなのかをチェックしてます。
- ブレンダー:回転する刃で野菜を粉砕し、果肉や食物繊維が多く含まれた濃厚なジュースを作れる
- 高速ジューサー:果肉や食物繊維を取り除いて、よりなめらかなジュースを作れる
- 低速ジューサー:最も熱量が少ない状態で、果肉や食物繊維を取り除いてジュースを作れる
使われた野菜はケールやビーツなどをふくむ19種類で、だいたい以下の結果が出ております。
- ブレンダーを使うと、ビタミンC、抗酸化物質、フェノールなどの良い成分が最も少なくなる。ただし、食物繊維が多いおかげで、α-アミラーゼ阻害活性が最も高かった(つまり、食後の血糖値をあげにくくする可能性がある)
- 低速ジューサーを使うと、ラディッシュやベビーキャロットなどの一部の野菜を除いて、有益な成分が最も多くなった
- 高速ジューサーは、レッドビートなど一部の野菜でのみビタミンCの量が最も多くなった
ってことで、どれも一長一短ありまして、研究チームも「それぞれに健康メリットがあるから、どれがベストとは言いづらいなぁ……」みたいなコメントをしておられました。確かにそうっすね。
ただ、個人的にこの結果を見た限りでは、
- 普通に低速ジューサーを使っておけば間違いなさそう
- でもって、低速ジューサーのあとに出た絞りカス(というか大事な食物繊維)は、別途スープなどにして摂取しとけば良さそう
って印象ですね。やっぱジューサーを買うならスロージューサーかなーって印象を持ちました。
といっても、私の場合は野菜はほとんど生でバリバリ食べてまして(料理が面倒だから)、それで不便を感じていないので、ジューサーをあらためて買うかは微妙。買うならヒューロムとかを使ってみたいですが、さすがに高価すぎるんでトフィーのミニスロージューサーあたりが無難かなーとか思っております。んー、悩む。