なんか調子が悪いな〜と思ったときにチェックすべき７つの要素「なぜヒトは病気になるのか？ #2」

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ちょい前に「大人になってからの慢性病は９割が自己責任だぞ！」って話を書きまして、そこでエクスポゾームって考え方を取りあげました。ざっくり言えば、ひとりの人間のが体験したすべての総和を指す概念で、慢性病が起きる原因のおよそ９０％はエクスポゾームだって説であります。

たとえば遺伝子を野球のルールだとすれば、エクスポゾームは監督や選手、審判、球場、観客、天候など、試合に影響するすべての要素を指すわけですね。

もっとも、病気の原因はエクスポゾームだと言われても、あまりに概念が広すぎてどうしていいか困っちゃうところ。エクスポゾームによって起きる異変は、だいたい７つの原因にわけられますんで(1)、「なんか体がおかしいな〜」と思ったら以下の要素を個別にチェックしてみたらいかがかと思います。

以外と現代人に多いのが、カロリーばっかり足りてて栄養が足りないパターン。具体的に不足しがちな栄養素については、

などに書いてあります。ほかにもベジタリアンはビタミンB12が足りなくなりがちだったり、マクロビ系の方はミネラルが不足したりと、健康的に見えて栄養が足りないケースも多かったり。

このほかにも、オメガ３脂肪酸や脂溶性ビタミン全般、鉄分、葉酸なんかは意外と不足しがちな人が多い印象であります。

「これからの『カロリー』の話をしよう」にも書いたとおり、肥満の大きな原因のひとつがホルモンの異常であります。たとえば、極端なダイエットで甲状腺ホルモンの働きが低下したり、食欲ホルモンのレプチンが働かなくなったり、インスリンの反応が壊れて血糖値がコントロールできなくなったりとか。

腸内環境が大事！って話はさんざん書いてますが、ほかにもSIBO（小腸内細菌過剰繁殖）や寄生虫による感染、胃酸や胆汁の低下、消化酵素の異常などがふくまれます。特に多いのはリーキーガットや食品アレルギーでしょうか。具体的な対策はとしては、

などをご覧くださいませ。

ストレスが原因で病気になるときに大事なのが「HPA軸の異常」。視床下部→下垂体→副腎系のコミュニケーションが上手く取れなくなった状態で、具体的にはストレスホルモンが異常に増えたり、マザーホルモンであるDHEAが分泌されなくなったりといった悪影響が起きてきます。その原因はストレスがメインなので、

あたりが参考になるかと思います。

タバコにふくまれるカドミウムはもちろん、水銀やアルミ、ヒ素などの重金属、パラベンやトリクロサンなどの添加物、カビ毒などが体内に溜まっていった結果として病気が起きるパターン。これについては事後的な対処がしづらいんで、とにかく有害物質から身を避けるしかないのが辛いところ。具体的には。

などをどうぞ。

ヒトの健康に免疫が大事なのは言わずもがな。ストレスや食生活が良くないのはもちろん、孤独も免疫を悪化させたりとかしたり。なかでも悪影響がデカいのが体内の慢性炎症でして、以下の対策でなんとかしていきたい感じ。

細胞そのものが上手く機能しなくなっちゃうパターン。細胞ダメージの原因は不摂生な食事がメインでして、ほかにも酸化ストレスなんかでも悪影響が出てまいります。これが続くとミトコンドリアが満足にエネルギーを作り出さなくなり、いろんな不調が起きてくるんですな。対策としては以下をどうぞ。

そんなわけで、エクスポゾームによって起きる７つの病因を見てみました。頭痛や肌荒れ、腹痛、疲労、アレルギー、不眠など、体の表面に出てくる症状はいろいろありますが、その原因が上でならべた要素のどこにあるのかは難しいところです。

なんか体調が悪いなーと思ったら、とりあえず上記の７つのなかから心当たりがあるものを選んで、個々に対策を立てていくと効率的かなーと思う次第です。どうぞよしなに。

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