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電動歯ブラシって本当に使う意味あるの?問題にそこそこの精度の答えが出てた件



数ある健康ジャンルのなかで、かなり研究が遅れてるのが「歯の健康」に関するものです。毎度おなじみコクラン共同計画が1999年からのデータをまとめた研究(R)でも、「いやー、たいていの歯科衛生に関するテクニックってほんといい実験がないよねー」って結論になってて、なかなか切ないんですよね。


そんな状況下、「電動歯ブラシって本当に使えるの?」っていうわりといいデータ(R)が出てきまして、かなり参考になりました。


電動歯ブラシの効果については専門家のあいだでも議論百出でして、

  • 電動歯ブラシのほうが確実にプラークを落とせるのだ!
  • いや、電動歯ブラシが効くというエビデンスはないのだ!
  • いやいや、普通の歯ブラシのほうが手軽なぶんだけ実はいいのだ!
  • いやいやいや、普通の歯ブラシは電動よりも強く磨きがちなので危険なのだ!

なんてことが言われてたりするんですよ。不思議なもんですなぁ。


今回の研究はドイツのグライフスヴァルト大学によるもので、研究者いわく、

電動歯ブラシは、あらゆる世代で人気を得つつあるガジェットだ。しかし、その長期的な効果についてテストされたケースはほとんどない。

とのことで、わりと珍しいデータになっております。具体的には2,819人の男女を対象にした観察研究になっていて、定期的に全員の歯の健康レベルをチェックしつつ11年にわたって経過を観察。普通の歯ブラシと電動歯ブラシのどっちがいいのかをくらべたんですよ。


なかでもフォーカスしたのは歯周病で、電動歯ブラシがどれぐらい歯周ポケットの悪化や歯ぐきの出血、歯肉の炎症などを防いでくれるかどうかを確かめてくれております。その結果がどうだったかと言いますと、

今回の研究でわかったのは、電動歯ブラシが口腔内の健康を守るのにはもっとも有効だということだ。電動ブラシには、歯周病の悪化を食い止める働きがある。

現時点で口の健康がよく維持されており、歯周病の進行も少ない人にとっては、電動ブラシは高い効果を発揮してくれる。

だったそうで、電動歯ブラシユーザーほど歯周ポケットが少なく、歯のぐらつきもなかったんだそうな。もちろん、すでに歯周病が進行してた場合は電動歯ブラシを使ってもどうにもならないんですが、予防としては十分に使えそうであります。


ただし、これはあくまで歯周病だけにフォーカスした場合の話で、

  • 虫歯については普通の歯ブラシと電動歯ブラシの効果は変わらない!

みたいな結果も出てますのでご注意ください。この問題につきましては、

虫歯の予防という観点では、どのような歯ブラシを使うかよりもフッ素のほうがインパクトが大きい可能性が高い。

って推測がされてまして、歯ブラシにこだわるなら歯磨き粉にこだわったほうが良さげであります。


まぁどっちにしても歯周病の効果が高いだけでもありがたいんで、電動歯ブラシは使っといたほうがいいかもっすな。観察研究なのでまだハッキリは言えないものの、個人的にも電動歯ブラシを使っていくつもりでおります。

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