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現代の必須能力「創造性」が共感力トレーニングで高まるかもだ!みたいな実験の話



創造力って大事よねーってのは衆目の一致するところ。特に現代は昔より仕事の複雑さが増してるんで、なんか新しいことを考えたり、問題の解決策をガンガンに生み出せるようなスキルは必須なんですよ。

 

 

そこで、ケンブリッジ大学の新たな研究(R)では、「創造性を産むには共感力が超大事!」って話になっておりました。まずニュースリリースから引用すると、

 

他人の考えや感情について考えるように促すことで、私たちは、参加者の中に違いを起こすことができた。この研究は、「共感」は学習できるスキルだという可能性を示すだけでなく、子どもたちの創造性の発達と学習をサポートできることを示した。

 

とのこと。共感力というと「コミュニケーションに必要な能力」ぐらいに捉えられるケースが多いですが、実際には創造性を高める働きもあるんじゃないか、と。

 

 

研究チームは、ロンドン市内の学校に通う13歳から14歳の子供を集め、2つのグループに分類。

 

  1. 昔ながらの授業法で勉強する
  2. 「共感」にフォーカスした授業法で勉強する

 

その上で、みんなを1年ほど追跡して、創造性にどんな違いが出たかを調べたらしい(「トーランス式創造性思考テスト」を使用)。

 

 

この研究で使った「共感にフォーカスした授業法」ってのは、現実的な社会問題の解決法を考えるように組み立てられたプログラムで、ざっくり言うと、

 

  1. 6歳以下の子どもの喘息の早期診断と治療を行うには、どのような解決策が必要かを考える

  2. 解決策を考える際に、患者や両親の苦境に共感するように指示する

 

みたいになってます。「子供の発作を見た親はさぞ混乱するだろうなぁ……」みたいに共感的な態度を取りつつ、難しい問題の解決策を考えていくわけっすね。

 

 

そこでどんな結果が出たかと言いますと、

 

共感をうながすように指導した生徒は、創造性のテストで統計的に有意な増加を示した。生徒が標準的なカリキュラムに従ったグループは、創造性テストのスコアは学年を通して11%しか上昇しなかった。対照的に、より共感的になるようにうながされたグループは、創造性のスコアが78%上昇した。

 

だったそうで、この手の試験ではビックリするぐらいの違いが出てますね。78%はすごいっすな。

 

 

では、なんで「共感力」が創造性アップに結びつくのかと言いますと、

 

  • 共感性を発揮するには心を解放しなければならず、そのおかげで脳の働きが自由になる?
  • 共感性を高めると感情の表現や感情を味わう能力が高まり、そのぶん理性だけではとらえらない発想ができる?

 

みたいに考えられております。共感性によって脳の縛りが外れ、そのおかげで幅広い発想が可能になるのではないか?ってことですね。確かに、創造性ってのは脳の理知的な働きだけだと生まれないでしょうから、共感性を養うことで良い発想が出やすくなるのは、なんとなくわかるかなーと。

 

 

また、この試験では子供たちの共感力もアップしてますんで、

 

  • 「この人はいまどんなことを考えてるんだろう?」と定期的に考えてみる

 

ってトレーニングをしてみるのもいいのかもしれないっすね。どうぞよしなにー。


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