2025年の第一歩を成功させるための「理想のモーニングルーチン」を考えてみようかー、という話
明けでーす。いつも正月は「新年の目標を達成するには?」みたいな話を書いてますが、今回は「理想的な朝の過ごし方とは?」ってテーマを調べた調査(R)があったんで、こいつをチェックしてみましょう。「朝の過ごし方が1日を決める」みたいなことを言いますが、忙しい現代人にとって「理想的な朝の過ごし方」とは一体どのようなものか?って問題ですな。
ただし、はじめに言っておくと、これは学術的な査読プロセスを経た研究ではなくて、「スペシャルK」っていうシリアルメーカーが、数学者のアン=マリー・イマフィドン先生に依頼して行われたものです。あくまでプロモーション企画の一環なので、話半分か話四半ぐらいでお読みください。
で、ここでイマフィドン先生が行った研究がどんなものかと言うと、
- 2,000人を対象に、日々の朝の習慣と気分・幸福感の関係についてデータを収集。
- 調査データを分析し、幸福感や生産性を高める「理想的な朝の過ごし方」を数値化。
- 各行動の所要時間やその効果を基にスケジュールを設計。
って感じで、生産性が高い人たちはどんな風に朝を過ごしているのかを調べたわけっすね。
でもって、分析の結果、博士は単なるアドバイスを提示するんじゃなくて、数式を用いた「計算可能な朝の最適化法」までを提案しているのが面白いところ。まず、博士が示した理想的な朝のスケジュールは、以下のようになっております。
- 6:44に起床
- 7:12にベッドを出る
- 21分間の運動を行う
- 10分のシャワーを浴びる
- 18分間かけて朝食をとる
「うわー、めっちゃ細かい!」って感じですが、イマフィドン先生いわく、このルーチンが実現できれば、朝の気分を最適化し、1日を気持ちよくスタートできるんだそうな。いろいろ考えるのがめんどうな人は、これをそのままコピーしても良いかもしれませんね。
まぁエンターテインメント性やマーケティング要素が強い研究なので、どこまで信用すべきかは判断つきかねる点はご注意ください。とはいえ、ここから一般的な教訓を導き出すのも可能でありましょう。具体的なポイントをまとめておくと、
- 起床時間の重要性:「6:44起床」ってのはあくまで調査データに基づく平均値でして、もっと大事なのは「毎日同じ時間に起きねばならない」ところ。これによって体内時計が整って、自然と目覚めが良くなり、朝のエネルギーレベルが向上しますんで。ぜひ週末も含めて毎日同じ時間に目覚めることにして、体内時計を整えていただければ幸いです。
- 運動とシャワーで心身をリセット:運動に21分、シャワーに10分という時間設定は個人的にもそこそこ賛成。朝に短時間の運動するだけでも交感神経を刺激して血流が改善されるし、そのおかげで集中力やモチベーションがわく可能性は高いでしょう。シャワーで体温を調整することで、眠気をスッキリと解消できそうですしね(私は皮膚を洗いすぎるのがいやなので、朝シャワーは浴びてませんが)。朝に運動するのは最初はめんどいんだけど、10分程度の軽いエクササイズでも効果は出ますんで、ストレッチやヨガ、軽い有酸素運動ぐらいでもOK。
- 朝食に「時間をかける」:朝食については、私は食べても食べなくてもいいんじゃない?ぐらいのスタンス。個人的には食べないほうが集中力が増すのと、オートファジーを働かせたいって理由から朝食は抜いてますが、朝食を取ったほうが調子が良い方は「18分間かけて食べろ!」って提案は悪くない気がしますね。
- 睡眠時間と起床時刻のバランス:「睡眠は8時間が理想!」って考え方にはさほど正当性がないので、この点については「自分にとってベストな睡眠時間はどうやって把握すればいいのか?」をどうぞ。とはいえ、ほとんどの人は睡眠が1日6時間を切らないようにするのは大事だし、起床後の「だらだらタイム」を短くするのが重要なのも間違いないところでしょう。この研究が示す「7時12分にベッドを出ろ!」って数値の妥当性はさておき、これを参考にして自分のスケジュールを調整してみるのもありでしょう。
みたいになりますね。まぁすべてを完璧に実践する必要はないんで、起床時間を固定して、軽い運動を5〜10分でもいいので取り入れて、目が覚めたらできるだけ早く寝床から出るってあたりを心がければ、割と良い1日を送りやすくなるんじゃないでしょうか。
繰り返しになりますが、この研究は、エンターテインメント性やマーケティング要素が強く、学術的な厳密性を担保したものではない点はご注意ください。とはいえ、朝の過ごし方について改めて考えるきっかけとしては価値がありますんで、自分なりの「理想の朝ルーチン」を見つけるヒントとして、この内容を活用していただければ幸いです。どうぞよしなにー。