サルでもわかる「マインドフルネス」入門

当ブログで何度か書いているマインドフルネス瞑想。 最新の心理療法で使われたり、Googleの社内研修に採用されたりと、さまざまな効果が認められた技術ですが、いざ「マインドフルネスってなに？」と聞かれると意外と困っちゃうんですな。

 

 

いちおう有名なところでは、「マインドフルネスストレス低減法」のジョン・カバット・ジン博士の定義がありまして、

 

今ここでの経験に、評価や判断を加えることなく、能動的に注意を向けること。

って感じ。まぁ、これでも理解はできるんですが、もっと直感的なものはないかなーと思ってたら教えてもらったのが「マインドフルモンキー、ハッピーパンダ」って絵本であります。

 

Mindful Monkey, Happy Panda (English Edition)

posted with カエレバ

Lauren Alderfer Wisdom Publications 2011-07-04

Amazon

楽天市場

 

 

せわしなく暮らすサル君が、パンダからマインドフルに生きるコツを教わるって話の絵本でして、さすが海外はマインドフル文化が発達してますなぁ。

 

 

 

ストーリーは、ある日の学校帰りに、サル君がパンダ師匠に話しかけるところからスタート。

 

 

 

 

サル君「いつも幸せで穏やかそうですね」

パンダ師匠「まぁ、そうかもね」

サル君「幸せで穏やかに生きるにはどうすればいいんですか？」

パンダ師匠「ただ歩いて、働いて、本を読んで、食事をして、遊んで、休めばいいんだ」

 

 

 

 

サル君「ぼくが歩くときは、家事のことを考えてるし、家事をしてるときは、読書のことを考えてるなぁ」

 

 

 

パンダ師匠「わたしが働くときは、ただ働くんだ」

 

 

パンダ師匠「本を読むときは、ただ本を読むんだ」

 

 

 

パンダ師匠「本当の幸せは、いまやってることにすべての注意を向けることで生まれるんだよ。昨日起きたことを考える必要はない。昨日はもう完全に過ぎ去っているからね。もちろん明日を思い悩む必要もない。明日はここにはないんだから。でも、今日はいまどこにでもあるだろう。いまこの瞬間から、心をそらさないようにしなさい。くり返し何度も何度もね。それがマインドフルネスなんだよ」

 

 

というわけで、この後もちょっとストーリーは続きますが、パンダ師匠によるマインドフルネスの説明はこんな感じ。かなりわかりやすい定義なんじゃないでしょうか。あとサル君の絵がかわいい（笑）。

 

 

ちなみに、この著者は、ほかにもマインドフルネス瞑想の実践方法を説明した「こぶたくんのめいそう」って絵本も描いていて、こちらは邦訳が出ている模様。読んでみようかなぁ。

 

 

こぶたくんのめいそう

posted with カエレバ

ケリー・リー・マクリーン 産経新聞出版 2008-03-19

Amazon

楽天市場

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク