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それでも毎日お肉をちゃんと食べたほうがいい理由「結局、お肉は体にいいのか悪いのか? #6」


ここんとこ、お肉と健康についていろいろ書いております。そのなかには、肉はガン糖尿病肥満の割合を上げるかも?ってデータもありまして、ちょっと怖くなった方もいるかもです。


が、かといって「ベジタリアン最強!」って話にならないのは以前にも書いたとおり。肉が慢性病を引き起こすってデータがあるいっぽうで、ちゃんと肉を食べないと毎日の活力やメンタルがやられちゃうって研究も多いんですよ。そのへんを見て行きましょう。

肉抜きの食事は日々の活力を下げる
お肉を食べると元気がわくイメージがありますが、これは実際のデータでも確認されております。


たとえば1999年の実験(1)では、19人の高齢者を対象に12週間の筋トレをしてもらったんですね。すると、ベジタリアンよりも肉好きな参加者のほうが筋肉が増えて体脂肪が低下。全体的なパワーがあがったおかげで、日々の活力が増したとか。


さらに面白いのが、ケニアで行われた2007年の実験(2)。もともとケニアは肉の消費量が少ない地域でして、研究者たちは、地元の子どもたちに肉や乳製品をあたえて、どんな変化が起きるかを確かめたんですね。


その結果は劇的で、肉を増やした子どもたちは体格が良くなっただけでなく、元気に外で遊ぶ割合がグンと増えたんだそうな。どうやら肉抜きの生活には、元気を失わせてしまう要素がありそうです。



肉抜きの食事は脳の機能やメンタルを下げる
こちらもケニアで行われた別の実際(3)。地元の小学校から協力を得て、子どもたちの給食を肉入りと肉抜きの2パターンにわけたうえで、3年後の経過をみたんですね。


すると、肉を食べた子どもたちの成績が大幅にアップ。数学、外国語、地理といったあらゆる教科で、肉抜きのグループの成績を大幅に引き離したんだとか。


また、オーストリアの栄養統計を使った2014年の研究(4)では、343人のベジタリアンのデータを調べたところ、肉の消費量が少ない人ほど鬱や不安症に悩みやすい傾向があったとか。野菜だけの生活だと、どうしても亜鉛コリンや鉄分といったメンタルヘルスに欠かせない栄養素が少なくなっちゃいますからねぇ。

肉抜きの食事は正しい発育や生殖をさまたげる
肉抜きの食事と発育の関係については、マクロビダイエットの研究を見てみるといい感じ。たとえば、

  • マクロビダイエットで育った幼児53名を調べたところ、肉を食べた子どもに比べて必要なビタミンやタンパク質が不足していた(1989年,5)

  • マクロビダイエットで育った児童194名を調べたところ、肉を食べた子どもに比べて身長が低い傾向があった(1994年,6)

といった感じ。さらにベジタリアンの研究を見てみますと、

  • 18人の女性を肉食と肉抜きのグループにわけて6週間の経過をみたところ、ベジタリアンのグループのみ排卵が止まった(1986年,7)

  • 肉食とベジタリアンの男性をくらべたところ、ベジタリアンのグループは活力が少なかった(2014年,8)

との傾向が出ております。肉抜きの食事はタンパク質が不足しがちなのはもちろん、ビタミンB12などの量が圧倒的に足りないんで、発育や生殖能力に悪影響が出ちゃうみたい。

まとめ
そんなわけで、肉を抜くと日々の活力や脳の機能が下がってしまう可能性が高いというお話でした。


いまは栄養学が発達したので、ベジタリアンでもサプリを駆使すればある程度のダメージは防げるんですが、やっぱり可能ならお肉を食べたほうが面倒がなくてよさげです。もちろん、食べ過ぎちゃうと今度は慢性病のリスクが出てきますんで、1日の推奨タンパク質を守るのが大事ではありますが。


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41才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。パレオダイエットの本を書きました。