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瞑想とヨガは細胞レベルでアンチエンジングに効く!

Th Meditation

 

過去にも瞑想ヨガのメリットについてはいろいろ書いてきましたけど、新しく出た論文(1)によれば、どちらも細胞レベルで病気を治す効果があるらしい。

 

 

これはカナダのガン研究グループによる実験で、被験者たちを以下の3つのグループにわけたんですな。

 

  1. 1日45分のマインドフルネス瞑想を8週間
  2. ハタヨーガを1日90分
  3. 1日90分の感情表出的グループ療法を12週間

 

 最後の「感情表出的グループ療法」ってのは、自分の悩みや不安をグループに打ち明けるセラピーの一種。で、この3つのトレーニングを行った被験者たちは、みんなテロメアの長さが伸びてたんだそうな。

 

 

テロメアは、染色体の端っこを守る保護キャップみたいなもの。その役割はまだ完全にわかってないんですが、細胞分裂のたびに短くなる性質がありまして、テロメアが長いほど細胞の老化や病気になりにくいと言われてるんですな。

 

 

「瞑想でテロメアが伸びる!」って研究は2010年にもありまして(2)、こちらは60人の被験者を対象に、1日に6.3時間もの瞑想を3カ月にわたって続けたら、テロメアが伸びたうえに、体重も減り、心拍変動も高くなった(=意志力がアップした)とか。

 

 

さすがに1日6時間以上も瞑想はやってらんないなーとか思ってたんですが、今回の実験では1日45分の瞑想でアンチエンジング効果が出ていて、この程度なら実践できそうな感じですね。ちなみに、テロメアを伸ばす方法としては他にも、

 

 

の2つが有力と言われております。もっとも手軽なところではメラトニンから試してみるのもいいかもですねー。

 

 

credit: felix hug via FindCC


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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