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ウエストとヒップの比率が0.7の女性を見ると男の記憶力が上がる

Whratio

 

ウエスト/ヒップ比が0.7の女性を見ると男の記憶力が上がる!」って実験が(1)おもしろかったんでメモしときます。

 

 

ウエスト/ヒップ比(WH比)は、その名のとおり、腰まわりの長さを尻まわりの長さでわった数字のこと。昔から、多くのデータで「WH比は女性の魅力レベルを左右する要素のひとつだ!」って事実が確認されてきたんですな。

 

 

これは218名の男性を対象にした実験で、手順は以下のようなもの。

 

  1. ウェストとヒップの比率(WH比)をフォトショップで加工した女性の写真を用意
  2. 参加者に4分間だけ写真をみせ、同時に各女性のプロフィールも読んでもらう
  3. まったく関係のない計算ゲームを2分間やってもらい、いったん写真の記憶を薄れさせる
  4. 女性のプロフィールに関する質問を30問出す

 

すると結果は、

 

  • WH比が0.6〜0.8の女性ほど、男たちがプロフィールを覚えている確率が高かった
  • 女性のWH比が0.7のとき、もっとも男たちの記憶力がアップした
  • WH比が0.6〜0.8の範囲から離れるほど、男たちの記憶力は低下した

 

って感じだったらしい。「ウエストとヒップの比率は0.7が最強!」ってのは過去の実験でも出てまして、具体的にはケイト・モスとかジェシカ・アルバがバリバリの0.7体型であります。

 



研究者いわく、

 

人類の記憶力は、生存と生殖の目的にそって進化してきたと考えられる。

 

したがって、魅力的な異性の顔や体型を見れば、エピソード記憶を処理する性能はあがりやすくなる。それらは、繁殖の成功率をあげる良いシグナルだからだ。

 

実際、魅力的な女性の顔やWH比を見ると、男性の脳内で報酬系が活性化することがわかっている。

 

とのこと。WH比が0.7の女性を見ると、男の頭のなかでは脳内麻薬がドバドバ出るらしい。うーん、単純。

 

 

ちなみに2014年の論文(2)を見ると、おおまかなWH比のイメージ例は以下のようになっております。

スクリーンショット 2016 07 08 8 38 05

 

スクリーンショット 2016 07 08 8 38 12

 

正直、どの画像も誤差の範囲だとしか思えないんですが、これぐらいの微妙な違いでも、男の脳は無意識に見抜くことができるわけですな。この注意力が、別の場面でも発揮できればいいのに…。

 


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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