腹筋を割ることのメリットとデメリット「腹筋を割ろう!#5」
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「腹筋を割ろう!」シリーズの最終回。カロリー編、食事編、運動編、メンタル編と来まして、ラストは「腹筋を割ることのメリットとデメリット」についてです。
フィットネスの世界では、とかく「腹筋を割ってナンボ」みたいな風潮がありますが、なにごとにも負の側面はつきまとうもの。当然、割れた腹筋にも相応のデメリットがあるわけです。
というわけで、以下に体脂肪ごとのメリットとデメリットを見て行きましょう。
体脂肪率:男性20%以上、女性30%以上
▼メリット
- 体型の維持が超ラク。自炊をちょっと増やすぐらいで達成できるレベル。
▼デメリット
- 腹筋はまったく割れない。
- 人によっては「ぼっちゃり」に見える。
- 健康面でもやや心配。
- 老化が進みやすくなる。
- 慢性的な疲労感があることも。
- 少し気を抜くとメタボになる。
体脂肪率:男性20-15%、女性30-25%
▼メリット
- 体型の維持はわりとラク。全体の食事の8〜9割を自炊にすれば達成できるレベル。
- エクササイズは週1ぐらいでもOK。
- わりとエネルギーが出てきてイキイキした感じに。
▼デメリット
- 腹筋はまだ見えてこない。
- 日々の食生活にはやや制限が出てくる。
- 健康的には見えるが美容面ではまだまだ。
体脂肪率:男性15-13%、女性25-23%
- パレオダイエットを実践すればラクに維持できる。
- 基本的にもっとも健康的に過ごせるレベル。
- 日常的なエネルギー量も良好。
- 軽く腹筋の線が見えてくる。
▼デメリット
- 外食は減らさざるを得ない。
- エクササイズは必須。日常的な活動量を増やす必要もあり。
- ストレス管理には気を配る必要が出てくる。
体脂肪率:男性12-10%、女性22-20%
- あきらかに腹筋が割れてくる。
- 活動エネルギー量は最大。かなりイキイキした感じに。
▼デメリット
- ある程度はカロリーを管理しないと維持が難しくなってくる。
- 人によっては毎日のエクササイズも必須。
- 人によってはストレスのせいで睡眠の質が悪くなる。
- 1日20分以上のストレス管理は必須(瞑想とか)
体脂肪率:男性9-6%、女性19-16%
▼メリット- 腹筋バキバキ。
- 加工食品ゼロの生活なので健康的。
▼デメリット
- 意識的にカロリーを管理しないと維持が難しい。
- 外食も酒も難しいので、社交に使う時間が減る。
- 毎日のエクササイズは必須。
- ストレスで睡眠の質が悪化していくかも。
- 1日40分以上のストレス管理は必須(瞑想とか)
そもそも腹筋を割るべきなのか?
以上のことから、低体脂肪のデメリットをざっくりまとめると、- 外食や酒の量をガッツリ減らす必要があるので友人との時間が減るかも
- 日常的にカロリーを気にしなきゃなんないので慢性的な飢餓感がある
- 低体脂肪は体へのストレスが高いので、睡眠の質が下がりやすい
の3つになるかと思います。特に体脂肪ヒトケタ台(女性は19%以下)だと、慢性的な空腹感と戦う必要も出てくるので、人によっては見た目のメリットよりもストレスのデメリットのほうがデカいケースもあるでしょう。
わたしの場合も、体脂肪率が10%になったころから睡眠に問題が出てきまして、やたら早朝に目が覚めたりしておりました。おそらく、厳しいカロリー制限のせいでコルチゾール(ストレスホルモン)の量が増えて、体内リズムが崩れたのではないかと。
つまり、割れた腹筋を保つにはストレスとの戦いが必須。腹筋を割ったはいいが、逆にコルチゾールのせいで老けてしまう可能性もありえますんで、そのあたりのバランスはなかなか難しいところです。
個人的にも、いったん腹筋を割ってみたものの、ストレスが少ない暮らしのほうが大事なんで、いまは体脂肪を13%台にもどそうかと考えております。このへんは個人の価値観ですかねー。
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