騒音がデカい場所に住むと、5デシベルごとにウエストサイズが0.21センチ増える
https://yuchrszk.blogspot.com/2015/05/5021.html
「騒音がヒドい地域に住むと太る!」ってデータ(1)がおもしろいのでメモしときます。
これはスウェーデンのカロリンスカ医科大による研究で、ストックホルムに住む5,075名の健康データを使って、1999年から現在までの騒音と肥満の関係を統計処理したもの。その結果、
- 道路
- 鉄道
- 空港
のうち、いずれかの騒音レベルが高いエリアに住む人は、体脂肪の量が有意に多かったそうな。具体的には、
- 女性は騒音が5デシベル上がるごとにウエストが0.21センチ増える
- 男性は騒音が5デシベル上がるごとにウエストヒップ比が0.16増える(ウエストヒップ比は1以上でメタボの可能性が高い)
といった感じ。騒音の原因が増えるごとに脂肪の増え方もアップしまして、たとえば大通りにくわえて線路の近く沿いにも住んでる人は、大通り沿いだけに住む人よりも25〜200%の割合でウエストが増えていくみたい。なかなかのダメージですねぇ。
この研究では明確な原因については触れられてないんですが、おおよその推定としては、
- 騒音には、無意識のうちに大きなストレスをあたえる作用がある
- コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌が増える
- コルチゾールが食欲を増やし、睡眠の質を下げる
- 太る!
って仕組みを想定している模様。研究者いわく、
騒音による健康被害は拡大しており、ただのイライラから、睡眠障害、ストレスホルンの乱れ、心疾患への悪影響を引き起こす。(中略)これらの原因が、肥満やウエスト・ヒップ比と騒音の関係につながっているのだろう。
とのこと。こないだ買った「Sence」のデータによれば、大通り沿いに住むわたしの部屋はだいたい41デシベルぐらいで、ちょっと眠るには高めのレベル。このあたりも改善していきたいところです。
Credit: Kelly Hunter