ダイエットをしなくてもスリムな人たちが実践している、たった2つの重要ポイントとは?
頑張ってダイエットをしても痩せない人がいるいっぽうで、何もせずにスリムな体型をキープし続ける人がいますね。果たして、いつもスリムな人はどんな暮らしをしてるの?について調べた面白い研究(1)が出ておりました。
これはコーネル大学の研究で、「そのひとクチがブタのもと」などの著作で有名なブライアン・ワンシンク博士が指揮を取ったもの。ダイエットをせずにスリムな体型を保つ112名の男女を集め、体重管理に悩む35名の生活習慣とくらべたんですね。
研究者いわく、
わたしたちは、ダイエットをせずに体型を保てる人たちを「無意識スリム」と名づけた。今回の研究の目的は、体重を減らすのに苦労する人たちと、無意識スリムたちの生活の違いを調べることだ。シンプルで小さな違いが、いかに大きな差をもたらすのかを見たかった。
とのこと。その結果、無意識スリムな人たちは、
- 圧倒的に自炊が多い
- 食べ過ぎを恐れない
- 食事は量より質を重視
- ちゃんと体の満腹サインを察知している
- 楽しむために食事をしており、伝統的なダイエット食(低脂肪低カロリー)にはこだわらない
といったあたりを重く見る傾向があったそうな。
研究者によれば、
今回のデータは多くの人の励みになるだろう。体重の増加を防ぐためには、好きな食品を控えたり、苦しいカロリー制限をしなくてもいいとわかったのだから。
その代わりに大事なのは、ちゃんと自分の満腹サインに従い、量よりも質を重視することだ。
とのこと。このほかにも面白いデータが出てまして、
- 定期的に体重を測っていたのは50%だけ
- 35%がランチには必ずサラダを食べる
- 61%が肉のなかでは鶏肉が一番好き
- 65%がディナーには必ずサラダを食べる
- ベジタリアンの割合は7%
- 33%は酒を飲まない
- 31%が朝食に卵を食べる
- 51%が朝食にフルーツと野菜を食べる
- 44%は間食にフルーツを食べる
- 37%は清涼飲料水を絶対に飲まない
- 33%は人工甘味料入りのダイエット飲料を飲む
- 42%が週に5〜7日は軽い運動をする
といったところ。もちろん、以上の習慣をマネすれば必ず痩せるってわけじゃありませんが、
- 量より質
- 体の満腹サインに従う
の2点については、当ブログで過去に取り上げた「食事報酬」を下げてくれますんで、間違いなく効果は高いはず。簡単なガイドラインとして非常に良いんじゃないでしょうか。
かく言うわたしも「カロリーの質」を気にする暮らしを始めてからは、特に摂取カロリーを意識しなくても適正体重をキープできております。腹がいっぱいになったら止めればいいだけなんで、体重管理はとてもラクチン。おすすめです。