ガチな「日替わり断食」のダイエット効果がすごい件
ガチの日替わり断食の効果とは?
「プチ断食」についてよく書いております当ブログ。その名のとおり、短期間のファスティングは体にいいですよーって話です。
で、そのテクニックのひとつとしてよく推奨されるのが、「日替わり断食」。月曜に普通の食事をしたら火曜日は断食、水曜日にまた普通に食事をして木曜日は断食をする方法であります。2015年の実験では、日替わり断食で長生き遺伝子の活性効果が出まして、いろいろと注目されてるんですな。
しかし、いままでの「日替わり断食」の実験は、わりとゆるーい感じのものが多くて、
- 完全な断食を行っているわけではない(断食の日にも多少の食事をしているケースが多い)
- ほかのテクニックとの効果をくらべたデータがない
みたいな難点を抱えております。体に良いのは間違いなさげなんだけど、もうちょいちゃんとしたデータが欲しいなぁ、と。
といったところで、新たに「ガチな日替わり断食の効果を確かめたよ!」って論文(1)が出まして、個人的に盛り上がっております。カロリーを一切摂らないガチの日替わり断食と、カロリーリストリクション(低カロリー食をずーっと続ける方法)の効果を比べたんだそうな。
日替わり断食が低カロリー食を圧倒
これはコロラド大学の実験で、太りぎみの男女26名を対象にしたもの。みんなBMIが30以上で、年齢は18〜55才だったらしい。
実験では、参加者を2つのグループにわけました。
- 低カロリー食グループ:1日の必要カロリーから28%を減らした食事を続ける。
- ガチ日替わり断食グループ:「好きなだけ食べる」→「1日だけガチの断食」のサイクルをくり返す。
実験では、まず最初の8週間だけ上記の食事法を守り、続く24週間は全員に好きなように食べてもらって「リバウンドするかどうか?」をチェックしたみたい。最終的な体型の変化は、以下のようになりました。
このグラフは、体型の変化を%で表したものでして、あきらかに日替わり断食が圧勝してますねー。
ちなみに、こういった変化が起きた理由としては、結果的に総摂取カロリーが減ったのが大きいみたい。記録を見ると、日替わり断食グループは、低カロリー食よりも1日平均にして376kcalぐらい食事の量が減ってたそうな。
いっぽうで体の代謝はどっちも同じぐらい下がったみたいなんで、やっぱ日替わり断食は食欲のコントロールがしやすいってのが大きいみたい。
まとめ
ざっくり結果をまとめると、
- 普通の低カロリー食よりも、日替わり断食のほうが体脂肪が減りやすい
- しかも、筋肉量の低下も日替わり断食のほうが少ない
- 日替わり断食は食欲のコントロールが楽
みたいな感じ。というわけで、普通にカロリーを減らすぐらいなら、食事の量にメリハリをつけたほうが体型の改善にはいいみたい。
個人的にも、かなーり昔に日替わり断食を試したことがありましたが、そのときはダイエットというよりも集中力アップの効果が大きいなーと思ったことでした。あらかじめ「今日は食べない日!」と決めちゃうことで、注意力が食事に向かなくなり、なんだか作業に集中しやすいんですよね。
個人的には、いまはリーンゲインズの手法に落ち着いてますが、もしガッツリ体脂肪を落としたくなったら、ガチの日替わり断食を試してみるかも。