脳力アップ？長生き？髪も生える？「緑茶」がもたらす10の凄い（かもな）メリット
「緑茶はいいぞ！」と常日ごろ書いております当ブログ。とにかく体にも心にもいいってデータが豊富な魔法の液体なんで、エナジードリンクとか変なサプリを買うなら「おーいお茶」を飲むほうが吉であります。
ってことでいろいろ書いてたら、いつしか結構な量がたまってましたんでいったんまとめておきます。よろしくご査収ください。
緑茶がもたらす10の凄いメリット
１．緑茶は体重を減らす
緑茶のダイエット効果については以前に軽く触れましたが、その後も、信頼度が高いデータが多く出てたりします。くわしいところは「カテキンにできること、できないこと」にまとめてますんで、こちらをご覧いただければ、と。
ざっくり言えば、緑茶には、
- 食欲の抑制
- 代謝の向上
- 脂肪の分解
- 糖と脂肪の吸収ブロック
といった作用がもろもろ認められてて、総がかりでダイエットに役立つようなイメージ。もちろん緑茶だけじゃ痩せないものの、サポート役には最適でありましょう。
２．緑茶は脳に良い
緑茶にはカフェイン、EGCG、テアニンって成分が入ってまして、これらのすべてが脳に良いことがわかってるんですね。
まずカフェインから言うと、2008年に41人を対象に行われた実験(1)によれば、お茶を1日に１〜８杯飲めば十分に記憶力や脳の処理スピードがアップするとのこと。
テアニンとEGCGについては2011年のRCT(2)が有名で、１日に1.68gのLGNC-07（テアニンと緑茶抽出エキス）を飲んだ参加者は、16週間で記憶と集中力に改善がみられたんですな。
また、2004年のレビュー(3)でも「緑茶ポリフェノールが脳を守るよ！」って結論。緑茶で脳の神経が保護されて、ボケが起きる確率を減らしてくれるんだそうな。もちろん、緑茶を飲んだからとて劇的に頭が良くなるはずもありませんが、脳のメンテナンスの一助に使っていただければ。
３．緑茶は炎症に効く
2015年の実験(4)だと、1日に1,350mgの緑茶抽出物を飲んだ参加者は、紫外線によって起きる皮膚の炎症が減ってたそうな。
また、2013年の研究(5)でも「茶カテキンがリウマチ性関節炎に良い！」って報告も出てまして、炎症対策にも役立ってくれそうな感じ。
４．緑茶は長寿に効く…かも
ここ数年、緑茶でテロメア（長寿の指標のひとつ）が伸びるかも？って説が出ていて、おもにマウス実験で研究が進められてたりします(6)。データ量は少ないながら、いまんとこ良い成績が出てますんで、気にしとくといいかも。
５．緑茶は糖尿病に効く
2013年のレビュー(7)によれば、緑茶ポリフェノールにはインスリン感受性を改善する働きがあるので、二型糖尿病のリスクが下がるとのこと。緑茶で血糖値が下がるってのは昔から有名なんで、これまたサポート役として使うのがよさげ。
６．緑茶は感染リスクを減らす
まだ効果のレベルはわからないものの、昔から緑茶ポリフェノールには抗菌作用が確認されてたりします。2000年の研究(8)では、緑茶で体内のバクテリアが減ったよーって現象が確認されてたりして、かなりおもしろげ。
2014年のレビュー(9)によれば、緑茶ポリフェノールには、バクテリアの細胞膜を打ち壊す働きがあるんだそうな。いまのとこ緑茶と感染リスクを直に調べた例はほとんどないものの、期待ができそうな内容になっております。
７．緑茶は肝臓に良い
これはまだ動物実験のレベルですが、緑茶を飲んだマウスは肝臓のダメージが劇的に減ったなんてデータが出てたりします。どうも緑茶ポリフェノールには、肝臓を守る働きがあるみたい。
８．緑茶は虫歯予防になる
2015年の実験では、緑茶を飲んだ参加者は、マウスウォッシュと同じレベルでプラークの低減がみられたとか。どうも緑茶のポリフェノールがデンタルケアをしてくれてるらしいんですな。
９．緑茶は美肌に良い…かも
2013年の実験(10)では、緑茶ポリフェノールを目周りに塗った女性は、8週間で有意にカラスの足跡が減ったとのこと。現段階では、おそらく緑茶の抗酸化能が効いてるんじゃないかなーってぐらいの話ですが、いちおう参考までに。
10．緑茶で毛が生える…かも
2007年にソウル大学が行った実験(11)では、緑茶ポリフェノールにヒトの育毛を刺激する働きが見られたそうな。といっても、これは生体外実験レベルなんで、あんま期待しすぎずにお受け取りください。
まとめ
ってことで主だった緑茶のメリットをまとめてみました。 後半のはデータ不足な段階ではありますが、とりあえず炎症や脳によい作用をもたらすのは間違いないんで、日常的に飲んでおくことをオススメします。どうぞよしなに。
