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ダイエットの失敗率が確実にアップしちゃう意外と見過ごされがちなポイントとは?

Weigh

 

世の中にはいろんなダイエット法がありますが、「1年続ければみんな効果は同じだよー」ってのは「パレオダイエットの教科書」にも書いたとおり。どのダイエット法を選ぶか?よりも、とにかく自分が長く続けられるものを選ぶほうが実りは多いかと思うわけです。

 

 

なんだけど、慣れ親しんだ食事の習慣をガッツリと変えるのが難しいのも事実。1年ももたずにいろんな手法に手を出して、失敗しちゃうケースが多いんですよね。難儀ですなぁ。

 

 

で、ダイエットを続ける方法はいろいろとあるわけですが、マックス・プランク研究所の論文(1)は、意外と見過ごされがちなポイントを指摘していて有用なのでメモしときます。

 

 

これは390人の女性ダイエッターを対象にした研究で、全体を2つのグループに分けたんですな。

 

  1. レシピダイエット:ドイツの定番料理のレシピ集をわたされて、「1日目はマウルタッシェを作ろう!」「2日目はヴァイスブルストを作ろう!」のように細かく指示される
  2. ウェイトウォッチャー:海外ではメジャーなダイエットサービス。1日のカロリーを計算したり、「その日に何を食べたか?」を細かく記録する作業が求められる

 

この2パターンのダイエットを選んだポイントはと言いますと、

 

  1. レシピダイエット:言われた指示を守るだけなんで、あんま深く考えなくていい
  2. ウェイトウォッチャー:細かい作業が多いので、いろいろと考える必要がある

 

って違いがベースになっております。つまり、「脳への負担が大きい方法と小さい方法」の効果をくらべたわけですな。

 

 

で、その結果は、大方の予想どおりレシピダイエットの大勝利。ウェイトウォッチャーにくらべて、ダイエットをあきらめずに続ける期間が格段に長かったんだそうな。研究者いわく、

 

食事日記のように複雑なダイエット法を試したグループは、「減量とは難しいものだ」という印象を持ってしまった。そのため、ダイエットをあきらめる確率もアップした。

 

ダイエットの成功に大事なのは意志力ではない。もし自分では「このダイエットは成功するに違いない」と信じていても、認知への負担が大きい複雑な手法を使えば、あなたの努力は損なわれてしまう。

 

ダイエット法を選ぶときは、その手法が自分にとってどれぐらい複雑かどうかをよく調べてみたほうが良い。もし複雑に思えるのなら、あなたの失敗率は大きくはね上がるだろう。

 

とのこと。そういえば、ハーバード大学の有名な経済学者も、「糖質制限はルールがシンプルなので、心のリソースを食わないから減量が続きやすい」と言ってまして、まさに似たような話ですな。

 

 

確かに、パレオダイエットや地中海式ダイエットとかって、NG食品の種類が多いせいで、うまく続かないケースが多いですからねぇ。その点では、やはり「糖質を減らせ!」だけで済む糖質制限にはアドバンテージがありそうではあります。

 

 

まぁ個人的には、もし複雑なダイエット法に取り組みたいときは、ルールをシンプルにしちゃえば良いかと思います。たとえば「パレオダイエットの教科書」では、「いま100歳のご老人が若いころに食べてたものだけを食べよう!」みたいな表現をしてまして、これもルールのシンプル化のひとつであります。ご参考までにー。

 


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サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。