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お菓子に使われる「乳化剤」が腸内バランスを崩して肥満の原因になるかも

Ice cream

 

昔から議論が多いのが「食品添加物の安全性」の問題。かつて「買ってはいけない」シリーズが流行ったころは、「食品添加物には発がん性が!」といった煽り文句をよく目にしたもんです。

 

 

が、その後、たいていの「添加物バッシング」は、極端な実験データを大げさに書いただけだったことがわかり、いまでは「発がん性」や「不妊」や「発育不全」への問題に関してはほぼクリアになったのではないかと。まぁ本屋さんにはいまだ「添加物バッシング」の本があふれてたりするんですが…。

 



ただし、近年になって出てきたのが「食品添加物は腸に良くないんだ!」ってデータ。発がん性ほど深刻なダメージはないものの、添加物には腸内細菌のバランスを崩す作用があり、結果としてさまざまな病気の原因になるって考え方であります。実際、腸内細菌のバランスが崩れると、ジャンクフードが食べたくなったり不安や緊張感が増したり肥満の原因になったりと、さまざまな可能性が指摘されてるんですね。

 

 

で、直近の実験でおもしろかったのが、かの「ネイチャー」に出た論文(1)。ジョージア州立大の実験で、お菓子によく使われる2種類の乳化剤をマウスにあたえたんですね。具体的には、

 

  • カルボキシメチルセルロース:アイスクリームなんかによく使われる。
  • ポリソルベート80:チーズや化粧品なんかによく使われる。

 

の2つ。どちらも日本でもよく見かける乳化剤であります。

 

 

すると、乳化剤を飲んだマウスたちは、すぐに腸内の炎症レベルが増加。さらには食欲が急激にアップして肥満になり、インスリン抵抗性が悪化しちゃったんだそうな。腸内環境が悪いと食欲が暴走するよ!って話は「食欲が止まらない!と思ったら、腸内環境の悪化を疑ってみよう」にも書いたとおりで、非常に納得できる感じ。

 

 

つまりは、

 

  1. 乳化剤で良い腸内細菌が死ぬ
  2. 腸に炎症が起きる
  3. 腸が脳に働きかけて食欲が暴走
  4. 食べ過ぎで慢性病に!

 

 って流れですね。研究者いわく、

 

肥満やメタボの最大の原因は「食べ過ぎ」だ。今回の研究により、乳化剤により腸内細菌のバランスが崩れて炎症が起き、その結果として過食が起きる可能性が高まった。

 

現代病のキーポイントは、腸の炎症をもたらす腸内環境の悪化にある。

 

とのこと。もちろん、ヒトでも同じ現象が起きるのかはまだわからないんですけども、とりあえず避けといたほうが無難かなーと思う次第です。


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41才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。パレオダイエットの本を書きました。