自分が「空気を読める人間」かどうかがわかるセルフモニタリングテスト
https://yuchrszk.blogspot.com/2017/06/blog-post_93.html
空気を読めるかがわかるセルフモニタリングテスト
こないだ「アダルトADHD診断」を作ってみたら楽しかったんで、今度は「空気を読める度」のテストを公開してみました。正確には「セルフモニタリングスケール」ってのを使ってまして、1970年代から「その人が状況に応じた行動を取れるかどうか?」を判断する内容になっております(1)。たとえば、
- 大勢の集まりで状況に適した話題をセレクトできる
- 合コンでメンツにあった服装を選べる
- 知らない人ばっかのパーティでもすっと溶け込める
みたいな人は「ハイセルフモニター」と呼ぶんですな。逆にどんな場面でもいつもの自分を変えない人は、「ローセルフモニター」であります。
空気を読めるからいいってわけでもない
これはどっちがいいって話ではなく、空気を読まなきゃいけない場面ではハイセルフモニターが有利だし、周囲に流されずに自分を貫いたほうが良いときはローセルフモニターが有利。すべては状況しだいです。もっとも、ハイセルフモニターとローセルフモニターには、やはり特有の傾向がありまして、
▼ハイセルフモニター
- 自分に合ってない仕事でもやっていけるため、ローセルフモニターより金を稼ぐケースが多め。ただしそのぶん仕事のストレスを抱えがち
- 幅広いタイプの友だちが多いが、それぞれの付き合いをクラスターにわけがち(映画を見るための友人とか、スポーツをするための友人とか)
- 恋人を選ぶときは外見や仕事などにこだわりがち。ローセルフモニターよりもモテるため、セックスの回数も多い(2)。
▼ローセルフモニター
- 自分にフィットした仕事じゃないと続かないので、わりとキャリアへの好みがうるさくなりがち。そのぶん仕事のパフォーマンスは下がる傾向がある。
- 少数の友人と深く付き合いがち。友人関係のクラスターわけはしない。
- 恋人を選ぶときは、見た目よりも自分と価値観や興味が合うかどうかで判断する。ハイセルフモニターよりはモテないが、そのぶん1回の関係が長続きしやすい。
って感じ。いずれも一長一短あることがおわかりいただけるかと思います。
空気を読める度テストは全25問
ってことで、以下に自分のセルフモニタリング度を計るテストを貼っておきます。全25問にイエスかノーでお答えください(お使いのブラウザで見えない場合は「空気を読める度テスト」からどうぞ)。翻訳などは「パーソナリティと対人行動」から引用させていただいております。あと、これは大ざっぱ指標なんで、このテストで「ハイセルフモニター」だと診断された人が、つねにどんな場面でも空気を読めるわけじゃございません。会社ではハイセルフモニターなのに、家庭では急にローセルフモニターになっちゃうケースもあったりしますので。
あくまで自分の大きな傾向をつかんだうえで、「自分はどんな場面でセルフモニタリングを切り替えてるんだろう?」と意識してみるのがよいかと思われます。