Loading...

今週の小ネタ:健康的な習慣を身につけるには?、落書きとモチベーション、結婚生活とペット

Summary

 

ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく興味深い論文を紹介するコーナーです。

  

 

 

 

健康的な習慣を身につけるには「あの感情」をかきたてるのがベスト!

これはウィスコンシン大学の実験(1)で、「人間に健康的な行動を取らせるには?」ってところを調べたもの。研究者いわく、

 

今回の研究は、ヒトの「好奇心」をかきたてることで、悪い誘惑から身を遠ざけられることを示した。たとえば、「ジャンクフードを買う」や「エレベーターを使う」といった行動の誘惑を減らし、「新鮮な食品を買う」や「階段を使う」といったもっと健康的なオプションを選べるようになるのだ。

 

とのこと。運動不足やジャンクフードの誘惑に勝つには、ストイックに頑張ろうとするよりも「好奇心」をそそられるような仕組みを作るのが良いのではないか、と。

 

 

この研究では4つの実験を行なっていて、たとえば200人の参加者に2種類のクッキーを用意しております。

 

  1. チョコとトッピングだらけの不健康なクッキー(でも美味しい)
  2. ややカロリーが低いプレーンなクッキー。ただし「フォーチュンクッキー」になっている(内側に占いの紙が入ってるやつね)

 

すると、だいたい全体の71%が2番の「フォーチュンクッキー」を選んだんだそうな。つまり「好奇心」によって健康的な選択が可能になったわけですね。

 

好奇心をベースにした介入は、モチベーションが欠けた人に健康的な行動を取らせる手段になる。

 

ってことで、いまいち運動や健康的な食事へのやる気が出ない人は「ここに好奇心の要素を追加するにはどうすればいいだろう?」と考えてみると良さげですねー。

 

 

落書きが脳のモチベーションセンターを刺激するぞ!

こちらはドレクセル大学 の論文(2)で、26人の参加者にfNIRS(脳の活動を測る機械)をつけてもらって、3パターンの落書きを3分ずつしてもらったんだそうな。

 

  1. 決まった図柄に好きな色をつけていく
  2. 円の中に好きな絵を落書きする
  3. 自由に好きな絵を描いていく

 

ってことで、具体的には以下のような作業をしてもらったみたい。


Ar

Ar2

 

それで何がわかったかと言いますと、

 

  • どんなタイプの落書きでも、とにかく脳の血流が上がる
  • 特に「脳の報酬系」の血流アップがすごい
  • なかでも「円のなかに適当な落書きをするパターン」がもっとも血流が上がった

 

って感じだったそうな。つまり、落書きってのはそれ自体が非常に楽しい活動なのに加えて、脳のモチベーションセンターを活性化させる働きがあるんだ、と。

 

 

さらに、この時に「完全に自由に絵を描く」よりも、「なんらかの枠組み」のなかで自由に落書きをした方がいいってのも大きなポイントでしょうね。ある程度の制約のなかで遊んだ方が脳は喜ぶわけですな。

 

 

そう考えると、歴史の教科書に出てくる偉人の写真に落書きするような行為は、かなり脳にもいいんでしょうなぁ(笑)

 

 

パートナーと仲良くなりたいなら動物だ!

最後はフロリダ州立大学の研究(3)で、144人の夫婦が対象。どんな実験だったかというと、

 

  1. 参加者の半分には、可愛い動物の写真(子猫とか子犬とか)と自分のパートナーの顔写真がセットになった画像を続けざまに何枚も見てもらう
  2. 残りの半分には、ニュートラルな写真(平凡なビルとか公園とか)と自分のパートナーの顔写真がセットになった画像を続けざまに何枚も見てもらう
  3. 参加者の気持ちにどんな変化が出たかをチェックする

 

って感じです。実験期間は6週間で、週に3回のペースで上記のセッションを続けてもらったらしい。

 

 

で、その結果はみなさんの予想どおりで、

 

  • 可愛い動物とパートナーの写真をセットで見たグループは、その後の結婚生活の質が上がった!

 

だったんですな。「ポジティブなイメージと結びつけると、その人の印象が良くなる」ってのは大昔から知られてきた現象ですが、結婚生活にも役立つわけですな。研究者いわく、

 

私たちがパートナーに抱く感情は、いかにパートナーとポジティブなものと結び付けられるかどうかに左右される。その対象は、子犬や子猫のように、パートナーと無関係なものでも構わない。

 

とのことで、とりあえず「結婚生活を満足させたきゃペットだ!」ってことでしょうか。


スポンサーリンク

スポンサーリンク

ホーム item