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カフェインより目が覚めると噂のブルーライトセラピーを試してみた


ここんとこ、iPhoneのブルーライトセラピー用アプリを試したりしてました。

Blue Light Therapy
無料
(2014.06.18時点)
posted with ポチレバ

ブルーライトといえば最近はすっかり悪者あつかいで、当ブログでも「ブルーライト対策についてあらためてマジメに考えてみる」なんて話を書いたことがありました。


が、実際はブルーライトも健康のためには必須の要素。確かに夜に大量のブルーライトを浴びるのは良くないですけど、朝のブルーライトは体内時計を調節して、ホルモンバランスを整える働きがあるんですな。つまり、起きて時間がたってもスッキリしない人は、ブルーライトが必須。


その効果は数々の実験でも証明されてまして、2011年の実験ではLEDのブルーライトが脳機能を高めることがわかったり(1)、カフェインとブルーライトをくらべた研究では、カフェインよりもブルーライトのほうが覚醒効果が高かったなんて結果も出ております。(2)


で、これらの研究をiPhoneに応用したのが、この「Blue Light Therapy」ってアプリ。


使い方はシンプルで、「Start」を押すと青い画面に水面のような映像が現れます。


あとは、映像を指でなぞったりして遊ぶだけ。この画面を表示させたまま、パソコンの近くに置いて作業をするだけでも覚醒効果があるんだとか。


というわけで、ここ一週間ほど起き抜けにブルーライトセラピーを試してみたわけですが………、うーん、正直よく効果がわかりませんでした(笑)。効いているといえばそんな感じもしますが、明らかにカフェインより上ってことはないですね。そもそもiPhoneの画面で、論文レベルの光量が出せるのかって疑問もありますしねぇ。


とはいえ、iTunes Storeのレビューでは「効果がありました!」って報告が意外と多いので、人によっては効き目があるのかも。試して効果が出た方がいたら教えてください。



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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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