96%の人は金のなる木に気づけない
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/06/96.html
ウエスタンワシントン大学が出した「金のなる木に気づけない」って実験が面白いです。
これは、大学構内の樹木にお金を吊り下げたら、その前を通った学生たちはどう反応するのかを調べたもの。研究者たちは「さすがに金のなる木に気づかないヤツはいないだろう」と予想したんですが、いざ始まってみると結果は真逆で、6%しか異変に気づけなかったらしい。
ちなみに、この実験のネタ元は、映像作家のエイミーKRさんが作った2010年のショートフィルム。町中の樹木から盛大にお札が吊り下がっているにも関わらず、大半の人がガンガンとスルーしていく姿に笑っちゃうやら驚くやら。
「みんな大好き「見えないゴリラ」系動画まとめ」で紹介した選択的注意テストに近い研究ですけども、個人的に思い出したのがリチャード・ワイズマン博士の「運のいい人の法則」って本。運が良い人と悪いの差を科学的に調べたおもしろい一冊で、このなかに「統計的に道路に落ちているお金をひろいやすい人がいる」って研究結果が出てくるんですよね。
博士によれば、普段から日常の良いところに目を向けているる人は、注意力の幅が広くなるんだとか。個人的な感覚からいっても、リラックス状態のときのほうが、確かに幸運に出会う確率が高い気はします。