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コーヒーのカビ毒にはどこまでビビればいいのか?

Coffee1

 

コーヒーのカビ毒に関するご質問をいただきました。要点を抜粋しますと、

 

コーヒーにはカビが多いのでガンになる可能性があると聞きました。どこまで本当なのでしょうか?

 

とのこと。確かに、コーヒー豆はカビが発生しやすい食材でして、主にアフラトキシンとオクラトキシンの2種類が知られております。

  



 

どちらにも発ガン性がありまして、なかには脳や腎臓に悪いなんてデータも(1,2)。コーヒーを飲んだあとに胃がムカムカしたり、急に集中力が切れてイライラしたりといった現象が起きるのは、このカビ毒が原因だって主張もあったりします。

 

  

で、実際のところ、どれだけコーヒーにカビが混ざっているかというと、

 

  • 市場に出回るコーヒー豆のうち約50%からオクラトキシンが出た(3)
  • ブラジル産のコーヒーの約30%からオクラトキシンが出た(4)
  • カフェインレスコーヒーの約50%からアフラトキシンが出た(5)

 

などなど、怖いデータがてんこ盛りであります。日本では、アフラトキシンには規制値が定められてますが、オクラトキシンに関してはノーチェック状態。

 

 

と、 これだけ見ると「もうコーヒーなんか飲まない!」とか思っちゃいそうですけど、ご安心ください。これらのカビ毒は、穀物やワイン、ビール、ダークチョコレートなんかにも入ってますし(6,7)、母乳にもコーヒーと同じぐらいの量がふくまれております(8)。あまりにも自然界にはありふれた毒でして、相当な量を体内に入れない限り悪影響は出ないんじゃないかと。

 

 

また、多くのコーヒー豆は加工の過程で消毒を行ってまして、およそ7〜9割のカビ毒が消えることが知られております(9,10)。実際、スペインで行われた研究(11)では、多くの人の体内に入るオクラトキシンの量は、ヨーロッパの規制値のたった3%に過ぎないんだとか。そもそも、ここ数年で実証されたコーヒーの健康効果は、いずれも市販のコーヒー豆を使ったものでして、その点でも「コーヒーのカビ毒は健康に影響なし!」と言っちゃっていいんじゃないでしょうか。

 

 

 まぁ、それでもカビが入っているのが嫌だという方は、手作業で質の悪い豆を取り除いたスペシャルティコーヒーなんかを買ってみるのも手かも。ちょっとお高いですが、かなり美味ですしね。

 


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41才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。パレオダイエットの本を書きました。