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野菜とフルーツの農薬を落とすなら「重曹洗い」が最強!説

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最強の農薬落としテクニックはなにか?

定期的に農薬の問題について書いております当ブログ。直近のエントリでは、

 

  • とりあえず最強の農薬対策は「皮をむくこと!」
  • ぬるま湯で洗うのもいいよ!

 

ってあたりが暫定的な結論になっておりました。食品によって残留農薬のレベルが違うのでいちがいには言えないものの、だいたいこの2つをやっとくのがベストではありましょう。

 

 

ただ、新しく出た論文(1)では「最強の残留農薬クリーン術が見つかったよ!」と主張していて、かなりつかえそうな感じ。これはアメリカ化学会の実験で、市販のリンゴを使って、家庭でもできる農薬の落とし方を探ったものです。



漂白剤 vs. 重曹の戦い

なぜリンゴを選んだかといえば、数あるフルーツのなかでも残留農薬の量がつねにトップクラスだから。しかも、リンゴは浸透性の殺虫剤を使うケースが多いもんで、時間が経つにつれて農薬が内部に染みこんでいき、水で表面を洗っただけじゃどうにもならないことが多かったりするんですな。

 

 

ってことでこの実験では、残留農薬のレベルが同じぐらいのリンゴを使って、以下の3パターンのテクニックを試しております。

 

  1. 次亜塩素酸ナトリウムによる洗浄(塩素25 mg/L 、pH 8.05)
  2. 重曹を使った洗浄(pH 9.12)
  3. 水だけで洗浄(pH 6.85)

 

次亜塩素酸ナトリウムは、衣服や台所の漂白剤に使われる成分で、鼻にツンとくる臭気でおなじみ。業者が野菜やフルーツの微生物を取り除くのによく使っております。

 

 

いっぽうで重曹は掃除や脱臭に使われるほか、普通にお菓子作りにも使われるぐらい定番の成分。次亜塩素酸ナトリウムにくらべれば、かなり安全性が高い物質っすね。

 

 

結果、重曹が最強だった

で、それぞれどのように洗ったかというと、

 

  • 次亜塩素酸ナトリウム=200mlの次亜塩素酸ナトリウム液に2分または8分ほど浸したあと、150mlの水で10秒すすぐ
  • 重曹=1%の重曹をふくむ水で2分、8分、12分ほど洗う
  • 水=1.8Lの水道水から流れる水で2分洗う(←家庭で行われている洗い方を想定)

 

って感じです。

 

 

さて、そのあとでリンゴを分析したらどうなったかと言いますと、以下の画像のようになっております。それぞれ赤い色の部分が残留農薬の量を表しているとお考えください。「Without washing」が何も洗ってないリンゴで、「Tap water」が水道水、「Clorox」が次亜塩素酸ナトリウム、「NaHCO3」が重曹です。

 

Apple

 

そんなわけで、ご覧のとおり重曹の圧勝です。なんでも、重曹で12分ほど洗ったリンゴは、チアベンダゾール(浸透性の殺虫剤)が80%も減少し、ホスメット(内部浸透しない農薬)にいたっては95.6%の洗浄に成功していたそうな。

 

 

まとめ 

まぁ家庭で12分も食材を洗うわけにもいかないでしょうが、2分の洗浄でもハッキリと他の方法より効果が出てるのがナイスなところ。漂白剤より重曹のほうがいいってのは凄いもんですなぁ。

 

 

ってことで、「農薬除去には皮をむくのが最強!」って事実はゆらがないものの、たんに水で洗うよりは重曹を少し足したぬるま湯を使ったほうが格段に良いのは確実かと。なにせ重曹って安くて安全だし、ほかにもいろいろ使えますんで、大量に常備しておくのが吉でありましょう。

 

 


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