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今週の小ネタ;運動不足で性格が悪化、親しみやすさを簡単に上げる方法、“あれ”が優秀な人は脳も健康

Summary

ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく興味深い論文を紹介するコーナーです。

運動不足だと性格はどう変わるか?
まずは「運動量と性格の変化」についてよく調査を行ってるモンペリエ大学の研究(R)で、約9,000人の男女を20年にわたって追跡し、それぞれの性格、健康レベル、エクササイズ習慣などを記録し続けた長期リサーチになっております。


くわしい話はさておき、結果として20年後にどんな傾向が確認されたかと言いますと、

  • 調査がスタートした時点で普段からあんまり運動をしてなかった人は……
    • マジメにコツコツやる能力が減退!(誠実性)
    • 好奇心を持ってものごとに取り組む気力も減少!(開放性)
    • 他人とうまくやっていく気持ちも低下!(協調性)
    • 他人とコミュニケーションを取る気持ちも減少!(外向性)

だったそうで、一般的に言われる「好ましいパーソナリティ」がかたっぱしから減ってたそうな。以前の研究では「運動すると良い人になれるよー」って結論でしたけど、今回はその逆パターンですね。


また、もうひとつおもしろいことに、運動不足によるパーソナリティへの悪影響は、運動不足と病気のかかりやすさの相関よりも大きかったみたい。このデータだけだとハッキリは言えないものの、本当ならなかなか衝撃的っすね。



ちなみに、不思議なことに感情の安定性(神経症傾向)だけは、運動をしてもしなくても有意差がなかったみたいで、ここらへんのメカニズムは不明。運動のメンタル改善効果を考えると、性格に影響が出てもおかしくないようには思うんですが……。



親しみやすさを簡単に32%も上げる方法
続いては山形大学と北海道大学の研究(R)で、「自分の親しみやすさを32%も上げる方法が見つかったぞ!」みたいな話です。


具体的には、49人の男女を集めて以下のようなCGの動画を見せてます。




どのキャラも微妙に髪型と顔立ちが異なりますけど、もっとも違うのは「首の振り方」です。あるキャラは首を振らずにひたすら正面を向いているのに対し、別のキャラには首をゆっくりタテに振らせたんですね。


その上で、参加者に「どのキャラに好感を持ちました?」と尋ねたら、こんな結果になりました。

  • 首をタテに振ったキャラは、正面を向き続けるキャラにくらべて「好感度」が18%上がり、「親しみやすさ」が32%も上昇した

  • さらに首をタテに振ったキャラは、「見た目も良い」と思われる確率が6%増えた

だったんですよ。「相手の話はちゃんとうなずきながら聞こう!」とはよく聞くアドバイスですけど、私たちは首を振るだけのCGキャラにも好感を持ってしまう上に、ルックスまで良くなったように錯覚しちゃうわけっすね。うーん、おもしろい。


そんなわけで、対人コミュニケーションでは相づちが大事だよなーとか、あらためて思った次第です。



“あれ”が優秀な人は脳が健康だ!という研究
最後はボストン大学の研究(R)で、 2,410の男女を集めて以下のポイントを計測しております。

  1. 握力の強さ
  2. 歩くスピード
  3. 認知機能
  4. 脳のサイズ

さらに、それから10年後にフォローアップのテストを行ったところ、こんな結果になりました。

  • 10年のあいだに70人が脳卒中にかかり、34人が痴呆症を患っていた
  • が、握力が強い人は、弱い人に比べて42%も脳卒中リスクが低かった
  • さらに、歩くスピードが速い人は、遅い人に比べて痴呆症リスクが150%も低かった

だったそうです。握力と歩行速度が脳の健康のサインになってるわけですねー。


この2つについては過去にもいろいろとおもしろい知見が出てまして、


なんて傾向があったりもします。まぁ握力は全身の筋肉を反映してますし、歩行スピードは有酸素能力と関わりがありますんで、脳の健康と結びついてても不思議はないですけどねー。

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