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早死にのリスクを20%減らすためのフラボノイドの1日の最適量とは?



健康のためにはフラボノイドが大事よねー」ってのはもはや聞き飽きたフレーズでしょうが、新しく出た論文(R)は「フラボノイドで早死にを防ごうぜ!」って内容になってていい感じでした。



これはエディスコーワン大学が53,048人を対象に行なった観察研究で、全員を23年ほど追いかけて、

  • 1日のフラボノイド摂取量
  • 日ごろのタバコや飲酒の量
  • 14,083人の死亡者のうち心疾患や癌で死んだ人の記録

などのデータを照らし合わせて、フラボノイドと総死亡率の関係を調べてくれたんですね。


では、その結果がどうだったか、まずはグラフでごらんください。横軸が1日にとるフラボノイドの量で縦軸が死亡率の低下を示してます。



というわけで全体的に見ると、

  • フラボノイドをとると、癌や心疾患で死ぬリスクが10〜20%ぐらいの範囲で低下する
  • フラボノイドの量は1日500mgあたりで最大化し、あとはほぼ横ばいになる

のような傾向が見てとれるわけです。とくにタバコを吸う人とアルコールを飲む人(1日20g以上)ほどフラボノイドのメリットは大きくなるようで、積極的にとっておきたいところです(もちろんフラボノイドで喫煙や飲酒のダメージが相殺されるわけじゃないですが)。


研究チームいわく、

この結果は、フラボノイドを豊富にふくむ食品の摂取を増やすことにより、癌と心疾患のリスクを下げられることを示す。その効果は特に慢性病の人に大きい。

さまざまな食品やドリンクからフラボノイドを摂取するのが重要だ。お茶を1杯、リンゴ1個、オレンジ1個、ブルーベリー100g、ブロッコリー100gなどを食べれば、トータルで十分なフラボノイドを摂取できるはずだ。

とのこと。普段の食事を気をつけてればわりと簡単にクリアできるレベルなんで、意識しとくと良さげ。


ただ、一点だけ不思議なこととして、この研究では、

  • 肥満の人にはフラボノイドのメリットが確認されなかった

って結論も出てるんですよね。フラボノイドのメリットといえば普通は炎症と酸化ストレスの低減にあるんで、体内の炎症レベルが高い肥満の人に効かないってのはちょっと謎っすね。


この問題については研究チームも頭を悩ませてますが、いちおう「肥満の人は腸内細菌の構成が違うからかも?」と推測しておられます。肥満の人は俗にいう「デブ菌」の割合が多いので、そのせいでフラボノイドのメリットが薄れちゃうんじゃない?みたいな仮説です。


これがもし正しいなら、「肥満の人はフラボノイド摂取の前に痩せるべし!」ってことになりますかねぇ。どっとはらい。

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