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今週半ばの小ネタ:インスタ自撮りの印象、ボトックスで頭痛がやわらぐ、ポリコレと説得力

Summary


ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく興味深い論文を紹介するコーナーです。

 

 

インスタの自撮りは他人にどんな印象を与えるのか?

インスタグラムといえば「自撮りの聖地」みたいな印象もありますが、「そもそもセルフィーって他人にどんな印象を与えるの?」って問題を調べたデータ(R)が出ておりました。

 

 

これがどんな研究だったかと言いますと、

 

  1. 29人の学生に協力をお願いして、全員のインスタアカウントの自撮り写真を収集
  2. ついでに29人全員のビッグファイブもチェックする
  3. 199人の第三者に29人の学生の自撮りを見てもらい、印象を尋ねる

 

みたいになってます。でもって、この調査でわかったのは、以下のような傾向でした。

 

  • インスタの写真から、その人の本当の性格を見抜くのは結構ムズかしい(というか、なかなか当たらない)

 

  • ただし、インスタでガンガンに自撮りをアップしてる人ほど「好きになれない」「成功してなさそう」「不安でいっぱいなのだろう」「好奇心が低そう」と思われやすかった

 

  • なかでも、自分の外見に関する自撮り(筋肉を強調したりとか)は、特にネガティブな印象を持たれやすかった

 

だそうです。まぁなんとなく理解できる結果でして、セルフブランディングで自撮りを載せているような人は、イメージのコントロールに注意した方が良さそうっすね。

 

 

 

ボトックスで頭痛がやわらぐ

ボトックスといえば美容整形の世界でシワ取りに使われる毒素ですが、同時に「うつ病にも効く!」なんて話もあるのがおもしろいところ。どうもボトックスおかげで緊張が解け、メンタルに良い影響が出るっぽいんですよね。

 

 

で、直近のデータ(R)では、さらに「ボトックスで頭痛がやわらぐ!」との結論になっておりました。

 

 

これはアミアン・ピカルディー大学病院の研究で、ボトックスと頭痛に関する先行研究から16件をまとめたメタ分析になってます。総サンプル数は3650人で、月に4.37 〜 25.1回の頭痛が起きる人を選んだそうな。

 

 

その分析結果をざっくりまとめちゃうと、こんな感じです。

 

  • ボトックスを使った人は、そうでない人に比べて月の頭痛が平均1.56回減る

 

とのことで、だいたいボトックスを打ち始めて2ヶ月ぐらいで頭痛の改善効果が得られるみたい。平均1.56回の減少というと切ない感じもしますが、とりあえずボトックスの緊張緩和作用は頭痛に効くんですねぇ。

 

 

 

ポリコレを無視した話し方の方が説得力が出る

「ポリコレ」なんて言葉もすっかり根づいてまいりましたが、新しい研究(R)は「ポリコレを無視した話し方の方が説得力が出る!」という切ない結果が出ておりました。

 

 

いちおう説明しとくと「ポリコレ」ってのは、この論文の表現ですと、

 

社会的に弱い立場にある人について、センシティブな表現をすること。

 

みたいになります。たとえば、「看護婦」って表現が最近は「看護師」に統一されたとか、「肌色」が「うすだいだい」に変わったとか、そんなのが代表例っすね。もちろん、これが行き過ぎれば息苦しい世の中になる側面もあるわけですが、人権意識が進んだ現代じゃいたしかたないところです。

 

 

で、新しい実験では約5000人のサンプルを使って、「ポリコレ的な話し方」と「非ポリコレ的な話し方」の2種類がどんな影響を持つのかをチェックしております。だいたいの実験デザインを申し上げますと、

 

  1. 参加者にアメリカの政治家による発言を読んでもらう
  2. その際、一方のグループには「ポリコレ的な話し方」を、もう一方のグループには「非ポリコレ的な話し方」を読ませる
  3. どちらの言葉に納得したかを採点してもらう

 

みたいな感じです。「ポリコレ的な話し方」ってのは「正式な書類のない移民」や「学習能力に問題を抱えた人」などで、「非ポリコレ的な話し方」っては「不法移民」や「学習障害者」みたいな表現になってます。

 

 

その結果はすべての実験で同じで、非ポリコレ的な話し方の方が「真実味がある」との印象を持つ人が多かったそうな。やっぱ非ポリコレのほうがストレートな言い方なので、どうしても人間の心には刺さりやすい側面があるんでしょうね。そう考えると、トランプ大統領の話し方が支持を受けるのも納得と申せますか。


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