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今週末の小ネタ:痩せやすい野菜と果物、ペットのトラウマ解消効果、幼少期の読書力とIQ

Summary


ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく興味深い論文を紹介するコーナーです。   

 

 

 

痩せやすい野菜と果物の種類とは?

野菜と果物を食べれば痩せるよ!」ってのは昔からよく言われてるんですけど、「特に減量に効くかもな野菜と果物はこれだ!」みたいなおもしろデータ(R)が出ておりました。

 

 

これは133,468人の男女を対象にした観察研究で、

 

  • 全員が普段からどれぐらい野菜と果物を食べてるか?
  • みんなの体重の変化はどれぐらいか?

 

といったあたりを24年にわたって記録した有名な調査データを使っております。その結果はと言いますと、

 

トータルの果物の摂取量は、4年おきに約0.24kgの体重減と相関していた。また、野菜については0.11kgの体重減少と相関していた。

 

だったそうで、野菜と果物の摂取量が体重減に効くのでは?という従来と同じ傾向が見て取れた模様。さらに、具体的にどのような果物と野菜との相関が大きかったかと言いますと、

 

  • ベリー類
  • リンゴ
  • 豆腐
  • カリフラワーやブロッコリー
  • 葉物野菜

 

だったそうです。もちろん、観察研究につき「これを食えば痩せる!」って話にはなりませんし、この研究の参加者が健康のプロばかりなので(医療従事者とか)、そこらへんも一般人とは食い違いが出てきそうな気もしております。

 

 

が、いずれにせよ、ここにリストアップされたのはいかにも体に良さそうな食材ばかりなんで、ある程度の参考にはなりましょう。

 

 

 

ペットのトラウマ解消効果とか

ペットのトラウマ解消効果がすごい!」なんてデータ(R)が出ておりました。これは「健康と退職に関するパネル調査」というデータセットを使ったもので、参加者たちに6年にわたる追跡調査をして、鬱症状や孤独などがどのように変化したかをチェックしたんだそうな。

 

 

それでチームが何を調べたかったのかと言いますと、

 

ソーシャルサポートの有無がメンタルヘルスの維持に欠かせないという事実を示すエビデンスが増えている。社会的な喪失のように致命的なストレスにおいても、その重要性は変わらない。

 

この研究で興味があったのは、配偶者の喪失によるストレスをやわらげるために、ヒト以外の方法があるかどうかを調べることだ。

 

とのことで、夫や妻に先立たれたような状況では友人の助けが欠かせないものの、果たしてヒト以外でも同じレベルの慰めを与えてくれるのか?って問題ですね。

 

 

で、結果がどうだったかと言いますと、

 

  • ペットを買っている人は夫や妻に先立たれても孤独や鬱症状のレベルが低かった!

 

だったそうです。こないだ「犬との暮らしは超体にいいのでは?」みたいな話がありましたけど、ペットの存在は人間関係の深い悲しみにも十分な意味を持つんじゃないかってことですね。まぁ猫を飼ってる私としては、すごく納得できる話でした(笑)

 

 

 

幼少期の読書力はIQが高いサイン?

幼少期の読書はIQが高いサインだ!」みたいなデータ(R)がおもしろかったんでメモ。

 

 

これは1,890人の一卵性双生児を集めた調査で、どんな研究をしたかというと、

 

  1. 全員が7、 9、 10、 12、16歳になった時点で読書力と認知テストをする
  2. 早い年齢における読書力が、成長してからの認知スキルと関係してるかを調べる

 

みたいな感じです。でもって、2つのデータをまとめたら、こんな結果が出ました。

 

  • 子供時代の読書力は後年の知性と相関していた

 

ってことで、幼少期の読書力により知性の発達が予測できるのでは?みたいな結論になっております。

 

 

具体的に読書力とリンクしていた能力は、

 

  • 言語知性(ボキャブラリーの多さとか)
  • 非言語知性(推論の能力とか)

 

って感じでして、どうも7歳時点での読書力は全体的なIQの高さと相関してたそうな。もちろん、これだけだと「読書で頭が良くなる!」みたいな結論は出せないのですが、とりあえず子供が嫌がらない範囲で読書習慣をサポートしてあげるぐらいのことはしても良いのではないかと思うわけです。


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