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宮古島で個人が30年かけて作った謎の観光スポット「石庭(いしにわ)」に行ってきたぞ

 

こないだ日本抗加齢医学界の沖縄講習会で講演させていただきまして、その流れで宮古島の「石庭(いしにわ)」っていう有名スポットに行ってまいりました。

 

 

ここは宮古島でも屈指のパワースポットと呼ばれるエリアで、なにがすごいのかと言いますと、

 

  • 個人の庭を個人が改造して、観光スポットにしている
  • 所有者が夢で見た啓示をもとに庭を掘り、30年をかけて出てきた石を並べている

 

といった感じです。庭を作った新城定吉さんはすでに他界されたものの、その後も管理人が変わっていまも公開されてるんだそうな。台湾の「彩虹眷村」を思わせるスポットですね。

 

 


 

で、「石庭(いしにわ)」は宮古島の中心地から車で10分ぐらいのとこにありまして、噂どおりゴリゴリの民家でした。

 



家の玄関に書かれた電話番号にかけたところ、しばらくして管理人の女性が現れまして、入庭料200円と引き換えに庭の地図をいただきました。「通称宇宙人」や「東洋つなぎの石」といった独特の言語センスに、気持ちが高まりますね。

 

 

入口には「ここは神聖なる地」と書かれてあって、いやがおうにも期待が盛り上がるわけです。

 

 

なかに入りますと、どこが通路なのかにわかに判断しづらい道が続きます。これは確かに地図がないとわからんかも。

 

 

で、道なりに進むと、新城さんが掘り出した石が現れます。いずれも独自の名前をつけたプレートが添えられてて非常によろしいです。これは「ギリシャオリンピックの女神」って石らしい。

 

 

こちらは「医学岩」だそうです。うーん、わからん……。

 

 

なかには長文の名前がついた石もありまして、こちらは「忍耐と努力は才能を産み育てる母である」って石だそうな。

 

 

こちらは「天体と人間才能は無限大である」と名付けられておりました。そのほかにも、「人間の知恵は井戸の泉の如く湧きいずるものである」とか「すべてのお祈りをまとめ通して下さる石」とかあって楽しいです。よくわからんけど前向きですねぇ。

 

 

ちなみに、当日は天気もよかったせいで、庭内の光景はなかなか爽快なものがありました(写真の石は「地球のヘソ」だそうです)。個人的に、ひとりだけで作った珍観光スポットみたいなのって大好物なので、石庭もたんのうさせていただきました。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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