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「失敗から学べる人」がやっているシンプルな5つのテクニックとは?

 

 

失敗から学ぼうぜ!」みたいな話はよく聞くところ。そりゃあ失敗から教訓を得なかったら、同じようなミスをくり返すでしょうからね。

 

 

しかし、シカゴ大学などの先生によるレビュー論文(R)などを見てみると、

 

  • たいていの人は失敗から学ぶのが超難しくて、みんな自分のミスから目を背けようとする!

 

ってのが明らかにされているらしい。過去の失敗研究を見てみると、そのほとんどは「失敗から学ぶことができる人は少ない」って結論になってるんだそうな。

 

 

 

なぜ私たちは失敗から学ぶのがヘタなのか?

では、「なんで私たちはそこまで失敗から学ぶのがヘタなのか?」ってことで、研究チームは、以下のような原因をまとめてくれております。

 

  • 失敗に直面すると、たいていの人は自分の愚かさに直面せざるを得なくなり、「自我への脅威」を抱く。これがフィードバックを受け入れない原因になる。

 

  • 事実、失敗を個人的に受け止める人ほど 、「どうにでもなれ効果」が起きやすい(たとえば、ダイエット中に体重が2キロ増えたことでモチベーションが失せ、「もうケーキをどか食いしてやる!」みたいになったりとか)。

 

  • また、自信過剰でナルシストな人ほど、失敗に対してよりネガティブに反応し、その結果 、自分のミスに意識を向けるモチベーションが 低くなりやすい傾向も報告されている。そのせいで、さらに自分のミスを無視するようになり、どんどん自我が肥大化していき、より傲慢や過信を引き起こすことがある。

 

  • 「成功から学ぶ」場合は自分がうまくいったことを認識して繰り返せばよいが、「失敗から学ぶ」場合は「どこが間違ったか?」「どう修正すればいいか?」を分析する必要があるため、認知な負荷が高くてめんどうに感じがち。

 

つまり、全体的に見てみると、失敗から学ぶ行為ってのは、「私は良い人間だ!」「私は有能だ!」といった信念と衝突しちゃうんだってことです。失敗は自己の価値観への脅威になるので、そこから目をそらしちゃうのは仕方ないですよねー。

 

 

 

エゴを排除せよ。またはエゴを強化せよ

が、いったん「エゴ」が問題だとわかれば、自ずと解決策もあきらかになるもんでして、研究チームは2つの考え方を提案しておられます。

 

  1. エゴを排除する

  2. エゴを強化する


まず1つ目は、「エゴが問題ならエゴを取り除こうぜ!」というわかりやすい話です。その方法はいくつかありますが、ここで推奨されているのは、以下のような手法です。

 

  • ネガティブロールモデルを探す:あくまでネガティブロールモデルなので、ポジティブなロールモデルとは異なり、「自分がやりたくない失敗をしている人」を探し、その人が取っている行動を避けるのが目的になります。いわゆる「人のふり見て我がふり直せ」ってやつで、確かに他人の失敗であれば、自分のエゴを介在させなくてすみますからね。

 

 

そして、失敗から学ぶための2つ目の考え方が、逆に「エゴを強化する」というものです。エゴが問題なのにエゴを強めてどうするの?と思われそうですが、こちらも具体的に推奨されるテクニックを紹介したほうが早いでしょう。

 

  • 科学者マインドセット:「運の方程式」でも紹介した「科学者マインドセット」と同じ考え方です。自分の失敗を、「恥ずかしいこと」と考えるのではなく、「自分がしてはいけないこと」の情報を提供してくれる有益なデータポイントなのだ!と言い聞かせる方法っすね。

 

  • リフレーミング:ネガティブな結果について、ただ「やってもうた……」と思うのではなく、「これはチャレンジや成長の機会なのだ!」として自分に言い聞かせる方法。なんだか、その場しのぎっぽい手法に聞こえるものの、似たような手法はメンタルコントロールの定番なので、失敗に悩んだら、絶対に使ってみるべきだと言えましょう。

 

  • リマインド:たいていの人は、過去に似たような失敗を乗り越えた経験があるはず。そんな体験を思い出して文章に書き出し、自分の能力や目標へのコミットメントを強める方法。こちらも子供だましっぽい手法ながら、自信とコミットメントを思い出すことで、挫折によるモチベーションの低下を防ぐことができる。

 

ってことで、いろいろ書いてきましたが、どうしても失敗から学ぶのが苦手だったり、1回の挫折で「どうにでもなれ効果」が発動しやすい人は、「いかにエゴを排除するか、もしくは強化できるか?」と考えてみると、光明が見えるかもしれません。


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