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「統計学が最強の学問である」のはわかったが、じゃあ生活にどう使えばいいの?という人は「直感的統計学」を読めばいいと思うんだ

西内啓統計学が最強の学問である」を読みましてね。


 

現実に統計が使われている分野をザックリながめつつ、ちゃんと楽しく統計のスゴさを煽ってくれるのは良かったんですが、「じゃあ、この知識を日常生活に活かすにはどうすりゃいいの?」ってとこが手薄だったんで、あらためて本棚にあった「直感的統計学」を引っ張りだしてみたり。

3年ぐらい前に自分の中で統計ブームが起きたときに一番お世話になった本で、とにかく身の回りの問題に統計をいかに使うかを意識して書かれていて楽しいんですな。


なんせ、たいていの統計本が標準偏差の説明とかから入るのに、こちらの本は「ブレインストーミングの方法」とか「記録用紙の使い方」からスタートするという。たぶん、ほとんどの人は前半の標準偏差と確率の解説を読めば、日常に統計を応用できるようになるんじゃなかろうか。


例えば、iPhoneでシコシコとライフログを取ってみたものの、結局は「振り返ってみるとこんなことがあったなー」ぐらいの感想で終わっちゃって、じゃあ、このデータをどう活用すりゃいいのよ?と思い始めた人なんかにもオススメ(笑)


ちなみに、他にお世話になった本だと、小島寛之「完全独習 統計学入門」が噂どおり良かった。

とにかく徹底的に「標準偏差ってなによ?」というポイントを叩き込んでくれるし、鬼のように説明が上手いちゃんと標準偏差の意味をイメージでつかめるようにしてくれたのは、この本だけだったなぁ。統計の入口としては断トツのオススメ。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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