社会心理学的に正しい「女性の電話番号をゲットする方法」
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/11/blog-post_19.html
以前に、行動経済学的に「異性にモテるための方法」を調べた珍妙な論文を紹介しましたが、今度は社会心理学の分野から「女性の電話番号をゲットする確率を高める方法」を実証した風変わりな研究が出ておりました(1)。
これはブルターニュ・スッド大学の実験で、男性の研究者が、バーの若い女性たちに「電話番号を教えてくれませんか?」と片っ端から声をかけてみたらしい。で、その際に、以下の2パターンで反応の違いを見たんですな。
- 女性と軽く会話をしたあとで電話番号を尋ねる
- 赤ちゃんと遊ぶ姿をアピールしたあとで電話番号を尋ねる
結果はみなさんのご想像どおりで、赤ちゃんと遊んだあとのほうが、女性たちが電話番号を教えてくれる確率が40%もアップしたんだそうな。
なんともフザけた実験のようですが、実際のところは、ちゃんとした進化心理学のアイデアにもとづいております。要するに、以前に取り上げた「良いヤツが最後にはモテる!という研究」と似た理屈で、女性は子育てにふさわしい能力を持った男を見抜くように進化したため、赤ちゃんに優しい男性に対しては自動的に魅力を感じやすいんだ、と。
まぁ、モテるまではいかないにせよ、性格がいい人は見た目も良く見えるうえに人生でも成功しやすいそうなんで、いずれにせよ良い人を目指すほうが幸せになれるのは間違いないところ。といっても、あまりに人が良すぎて自己犠牲のレベルまで行っちゃうと、また別の問題が出てくるので、あくまでバランスが大事なわけですけども。
credit: El Fotógrafo del proceso constituyente via FindCC