自然のなかで過ごすと性格が良い人になれるらしいよ
https://yuchrszk.blogspot.com/2015/12/blog-post_2.html
ちょっと前に「自然は人間を病気に強くする!」といった話を書きましたが、今度は「自然のなかで過ごすと良い人になれる!」って論文(1)が出ておりました。
これはカーディフ大学の研究で、イギリス政府による国民健康調査のデータを使ったもの。普段から自然に接している回数と、地域社会のの安定性や犯罪の発生率をくらべてみたんですね。その結果は、
- コミュニティの安定に必要な要素のうち、自然との接触回数は8%の割合を占める
- 地域の犯罪発生率を左右する要素のうち、自然との接触回数は4%の割合を占める
といった感じ。つまり、自然と多くふれあう人が住む地域ほど仲がよく、犯罪も起きにくい傾向があるんだ、と。
8%というと数字が小さいようにも感じちゃいますが、研究者いわく、
収入や性別、年齢、教育レベルといった他の要素を合わせても3%にしかならない。8%は驚くべき数字だ。
とのこと。もちろん収入や教育も大事ではあるものの、自然とのふれあいの重要性は、それらの要素を上回っちゃうらしい。たしかにビックリですな。
今回の研究により、自然とのふれあいが社会とのつながりを強化し、個人の幸福感を高めてくれることがわかった。自然によって幸福度がアップする理由は様々だが、コミュニティの絆を深める効果も大きそうだ。(中略)
「自然」は私たちに助け合いの精神をもたらし、犯罪の発生を減らしてくれる。この現象は、住民の収入レベルが低い地域でも起きる。
自宅から緑の木々をながめたり自然のなかを歩いたりすることで、より周囲の人たちが身近になり、コミュニティの結束も深まるのだ。
とのこと。あー、トレイルランニングに行きたくなってきた。