ノンシュガーの飲み物でも砂糖入りと同じぐらい虫歯になるらしいんでお気をつけください
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「ノンシュガーの飲み物でも虫歯になる!」って発表(1)が出ておりました。
これはメルボルン大学の実験で、ヒトの大臼歯を23種類の市販ドリンクに漬け込んだんだそうな。試した商品は、コカコーラのような炭酸飲料からゲータレードのようなスポーツドリンクまで幅広い内容になっております。
その後、大臼歯の重さとカルシウムの量を計ったところ、
- 砂糖入りでもノンシュガーでも歯のエナメル質は同じように溶ける
- 歯が溶けるのは、pHレベルと酸性の添加物が主な原因
- エナメルに影響のない商品は2つしかなかった
といった結果が出たそうな。具体的には、酸味づけに使われるクエン酸とリン酸がもっとも歯に悪いみたい。エナメル質が溶けた歯ほどバクテリアに弱いんで、結果として虫歯が悪化するわけですね。
研究者いわく、
虫歯は酸で歯の組織が溶けて起こる。虫歯の初期の段階では歯の表面のエナメルが剥ぎ取られ、さらに進行すると内側の骨髄が見えてしまう。これはノンシュガーの飲料に限らず、クエン酸をふくむお菓子でも同じだ。
とのこと。例えばレモンやオレンジ味のキャンディなんかでも、同じように歯に悪いわけですな。
ちなみに、この問題の対策としては、
- おもに水を飲む:水分補給のためにわざわざスポーツドリンクを飲む必要はない
- かんきつ系のお菓子を限界まで減らす:レモンやオレンジ系はエナメル質に悪影響がある
- もしジュースやお菓子を口にした場合は時間を置いてから歯を磨く:ジュースやお菓子を食べた直後は酸で歯が弱っているので、すぐに磨くとエナメル質がけずれてしまう
といった感じ。食後すぐの歯みがきが良くないのは有名ですが、お菓子やジュースでも同じなんですねー。クエン酸系のドリンクを飲むケースが多い方はお気をつけくださいませ。