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なぜ背が高い人ほど早く死にやすいのか?

Basketball

コメント欄で「身長が低いと長生き!」ってお題をいただきました。おもしろいテーマなので、ちょっとまとめてみようかと思います。


 バスケ選手の寿命はスキー選手より短い
身長と寿命の関係は、数十年前から有名なテーマ。ここ数年でもデータが出ております。


有名なのは1993年に2,600名のアスリートを調べた研究で(1)、バスケの選手はクロスカントリー選手より平均寿命が7年も短かいことがわかったんだとか。バスケ選手の身長は、クロスカントリー選手より平均で15センチも高いんですね。


ほかにも、2012年にカリアリ大学が100年前の兵士を調べた研究(2)では、身長が161.1 cmより低い人は、 161.1 cm以上の人よりも70才まで生きる確率が高かったりとか。いろんな統計を見てると、身長が高いほど寿命が短いのは間違いなさそう。



背が高いとあらゆる病気にかかりやすくなる
実際、高身長な人ほど病気がちな傾向がありまして、たとえば2013年にアインシュタイン医学校が行った研究(3)では、14万人の女性を12年にわたって追いかけたところ、

  • 身長が10センチ高くなるごとに、がんの発症率が13%アップ!
  • 身長が高いと、甲状腺がん、大腸がん、腎臓がんなど、すべてのがんの発症率が高くなる!

って傾向がハッキリ出たそうな。13%ってのはかなりの数値ですねー。


そのほかにも、

  • 1691名分の健康データを統計処理したところ、身長が167センチ以上の女性は動脈硬化の確率がはね上がっていた(2012年,4)
  • 18,403名分の健康データを統計処理したところ、身長が高くなるほど呼吸器と心疾患のリスクが上昇する傾向があった(1995年,5)

といった感じで、身長が高いとあらゆる病気にかかりやすくなっちゃうらしい。おそろしや。


背が高いと早死にしやすい理由
高身長が病気を引き起こす理由については諸説ありますが、代表的なのは以下のとおりです。

  • 肺がうまく働かない:身長が高いとより多くの酸素が必要になるので、肺がオーバーワークになってしまう。
  • 細胞の異変が起きやすい:高身長の人は細胞が多いので、シンプルに細胞が変化してがんになる可能性が高い。
  • 成長ホルモンの悪影響:高身長の人は成長ホルモンの分泌が多いため、逆にがんの成長も促進してしまう。
  • 心臓の過労:体が大きいと血管も長くなり、それだけ心臓の負担も大きくなる。その結果、心疾患のリスクが上がっていく。

大きい体を維持するには、より頑丈な心肺機能が必要なわけですね。アメ車みたいなもんでしょうか。


まとめ
そんなわけで、わたしのようなチビっ子には慰めになるデータでした。まぁいっぽうでは身長が高いほうが社会で成功しやすく収入が高いってデータ(6)もありますんで、全体的なメリットは差し引きゼロになるのかもしれません。よくできてますね(笑)

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41才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。パレオダイエットの本を書きました(http://amzn.to/2ogEBmC)。