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ガントチャートを使い出したら妙に仕事のスピードが上がったなー、という話

2016 03 07 09 41 54

今年からガントチャートつきの手帳を使ってますが、なかなか良い感じです。


作業記録を続けたら妙に原稿がはかどり出した
使い方は以前に書いたとおり、日々の作業記録がメイン。

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こんな感じで、各タスクにかかった時間をざっくり記録しております。


ちなみに、最上段に書いてある数字は、その日の気分を10点満点で採点したものです。アジア人に幸福度を採点させると7点がつくケースが多いと言いますが、わたしも見事に当てはまってますね(笑)


で、こういった記録をつけ出して2カ月半が経ちましたが、これがなかなか快調なんですね。気がつけば文章のスピードが上がってまして、あきらかに昨年よりアウトプットの量が上がっております。


ハッキリと作業スピードを計ったわけじゃありませんが、原稿量だけで言うと昨年の1.3倍ぐらいのペースでしょうか。どうやら、ちゃんと作業記録を取り始めたあたりから作業効率が上がったっぽい。ほかには生活パターンを変えてないんで。




気づかぬうちにアカウンタビリティチャートを実践していた
で、「こりゃどういう現象なんだろうな〜」とか思ってたんですが、よく考えたら過去にズバリな話を書いてました。


これはオハイオ州立大学の藤田博士が編み出した生産アップテクで、「90分刻みで作業の記録を残していく」というシンプルなメモ術。ランダム化比較試験を行ったところ、参加者の意志力が大幅にアップしたんだそうな。


その理屈としては、

  1. 自分がやった作業を記録する
  2. 脳が現実的な作業時間を把握する
  3. 脳のなかに作業の基準ができる
  4. モチベーションが上がる!

みたいな流れ。作業のめどが立たずに漠然と仕事をするより、明確なタイムラインがあったほうがやる気が出るのは、感覚的にも納得しやすい話かと思います。


そういえば、2年前は白紙のメモ帳に「アカウンタビリティチャート」を書き込んでたんですが、いちいち枠線を引くのがめんどうで止めちゃったんですよ。それがガントチャートのおかげで、自然と続けられるようになったわけですな。


もちろん、これは個人の体験談なんで、もしかしたら他にも生産性が上がった原因はあるのかも(単にバイオリズムがいいだけとか)。しかし、いちおうは実験データもある手法なんで、試してみて損はないかと思われます。どうぞよしなに。

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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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