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今週の小ネタ: 最強の習慣化術?、体が大きな酔っ払いは危険?、近年の音楽は歌詞がどんどんネガティブに

Summary

ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく興味深い論文を紹介するコーナーです。

 

最強の習慣化術とは?

まずはプリンストン大学の論文(R)で、「習慣化に欠かせない最大の要素はこれだ!」みたいな内容になっております。

 

 

これはコンピューターで架空のマウスの動きをシミュレートした研究で、すごーくざっくり言うと、

 

  • 生物は「報酬」に反応するのか?それとも「反復」に反応するのか?

 

って問題を取り扱ってます。

 

 

習慣化に関する本などを読むと、

 

  • 何かをやり遂げたあと自分にごほうびをあげるのが大事!
  • なにかを無意識に続けられるようになりたいならひたすらくり返すしかない!

 

みたいな話が書いてあるんですけど、そのどちらが正しいのか?って問題ですな。

 

 

で、シミュレーションの結果は、ズバリ「反復」の勝ちでした。デジタルマウスたちは、途中で報酬があたえられない状況になっても、ひたすらこれまでくり返した行動を続けたんだそうな。つまり本来の目的が失われたとしても、反復の勢いは失われたいってことっすね。

 

 

まぁこれはあくまで計算モデルにもとづく話なんで、もっと複雑な現実世界で同じことが確認されるかはわからんです。が、この結果は「行動の結果が良かろうが悪かろうが、とりあえ反復さえすれば習慣が身につくのでは?」って可能性を示してまして、ただ無心でやり続けるのはやっぱ重要なんかなーとか思った次第です。

 

 

 

体が大きな酔っ払いは危険かも?

続いてはケンタッキー大学などの研究(R)で、「図体がデカい酔っ払いには近づくな!」って結論のおもしろい内容になっております。

 

 

こちらは500人以上の男女を対象にした実験で、まずは全体を2つのグループに分類。

 

  1. 酒を飲みまくる
  2. 酒っぽいプラシーボ飲料を飲みまくる

 

その後、みんなに簡単なゲームで遊ばせたうえで、「勝った人は他の参加者に電気ショックをあたえてもいいよー」と伝えたんだそうな。ヘンな実験っすねぇ。

 

 

これでどんな傾向が確認されたかと言いますと、

 

  • 体重が重い男ほど他人に喜んで電気ショックをあたえた!

 

だったそうな。体重が重ければ重いほどアルコールで他者への攻撃性が増えやすかったらしいんですな(ただし、女性には同じ傾向が見られなかった)。

 

 

こういった現象が起きる理由はよくわからんのですが、研究者は「身体化された認知」ってタームで原因を説明しております。超ざっくり言うと、体重が重い人や体がデカい人は無意識のうちに「自分は重要人物なのだ」と思いやすく、それが攻撃性につながるんじゃないか?みたいな話です。おもしろいもんですねぇ。

 

 

 

近年の音楽は歌詞がどんどんネガティブになってるぞ!

 

最後はLTUなどの研究(R)で、1951 〜 2016年のあいだにビルボードのトップ100に入った曲を選び、そこに出てくる歌詞をまとめて定量分析したものになります。

 

 

この研究が何を調べたかと言いますと、「この数十年でポップソングに出てくる感情はどう変わったか?」みたいなことです。いつの世にも楽しい歌や悲しい歌がありますが、そこには時代ごとの移り変わりがあるのではないか、と。

 

 

で、研究では約6,500曲をテキストマイニングしまして、感情にまつわるワードを分析。そこで何がわかったかと言いますと、

 

  • 現在に近づけば近づくほど「怒り」と「悲しみ」などのネガティブな歌詞が増えてる!

 

ってことです。1950年代のころは「怒り」を表現した歌はほぼなかったのに、1990年代から激増を始めたらしい。

 

 

と同時に「悲しみ」や「嫌悪」「恐怖」などの歌詞も1980年代からジワジワと増えまして、1999年ごろにはかなり多い状態に。その後も増減をくり返しつつも、全体的にはネガティブな歌が多くなったのは間違いないみたい(ただしなぜか1970年代はポジティブな歌が増えている)。

 

 

なんでこういう違いが出てきたかは不明ですが、とりあえず消費者が「悲しみ」や「怒り」の表現を好むようになったのは間違いなさげ。おそらく、ホラー映画にストレス解消作用があるみたいなもんで、少しずつネガティブな作品の効能が認められてきたってことなんですかねぇ。

 

 

 

 

 

 

 


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