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今週の小ネタ: 食欲が激増する食品の名前、健康な人のボディイメージ、ビタミンDとうつ病

Summary

ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく興味深い論文を紹介するコーナーです。


食事の名付け方と食欲
まずはスタンフォード大学の論文(R)で、「食事のネーミングによって食欲は変わるか?」みたいな内容を調べております。大学の学食を調べておよそ28,000食分のデータをチェックしたもので、この時に、ひとつの食事に複数の名前をつけて学生に提供したんだそうな。


たとえば、まったく同じ「サツマイモ料理」を出す場合にも、

  1. ショウガとターメリック風味のスイートポテト
  2. コレステロールフリースイートポテト
  3. スイートポテト

みたいにいろんな名前で学食にならべたわけですな。つまり、2番目のように「健康的な側面」を強調した名前の食事に、どれぐらい学生は反応するのか、という。


で、その結果を一言でまとめますと、

  • 健康を強調した名前をつけると、その食事を学生たちが選ぶ確率が35%下がった!

だったそうな。「ビタミンCたっぷりニンジン」みたいに栄養を強調するよりも、「ニンジンのシトラスソースがけ」みたいなネーミングのほうが、格段に選ばれやすかったわけですね。


研究チームいわく、

この現象は大きな問題を反映している。私たち科学者は被験者にもっと健康的な食事をしてもらいたいと願っているが、健康的な側面を強調するあまりに、すべてがうまくいかなくなってしまうのだ。


とのこと。そんなわけで、健康的な食事を増やしたいときは、栄養や食物繊維の量よりも風味などに注目したほうがよさげですねー。


健康な人は自分の体をヘンな風にとらえてるぞ 
一般的に、摂食障害のような状態って自分のボディイメージに歪みが起きてることが多いんですよ。実際よりも「私の体は太すぎるのだ!」と思いこんじゃうから、さらに食事量を減らそうとがんばっちゃうわけですな。


が、新しくロンドン大学から出た論文(R)では、「健康的な人でもボディイメージはゆがんでるんだぜ!」みたいな内容になってておもしろいです。


これは40人の健康的な男女を対象にした実験で、全員に黒い服を着せたうえで「自分の感覚だけで身体の長さを見積もってください」と指示。腕の長さや手の大きさなどを直感で判断してもらったんだそうな。


で、その結果が以下の図です。一番左が実際の体型の比率で、まんなかが体のボリュームに関するイメージの平均で、右が身体パーツの長さのイメージ平均です。見事にゆがんでますなー。

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なんでこういうイメージになるのかは不明ですが、どうも健康な人ほど自分の胴体や腕に意識が向かう傾向があり、その結果として実際よりも胴長な感覚になるみたい。実際より胴を長く感じるってのは、我が身を振り返ってもありそうな気が……。


ビタミンDとうつ病の話とか
最後はテキサス大学南西医療センターの研究(R)で、12,600人の男女を調べた観察研究になっております。具体的には、

  1. みんなのビタミンD量
  2. うつ病のレベル

をチェックしたうえで、両者の相関を調べたんだそうな。そいで何がわかったかと言いますと、

  • うつ病の人ほどビタミンDレベルが少ない!

だったそうで、血中のビタミンDが少ない人ほど人生で喜びを感じず、日中の活力も低く、集中力の問題も抱えていたらしい。ビタミンDとメンタルの関係は昔から言われてたんですが、またも傍証が出てきた感じっすね。


研究チームいわく、

ビタミンDはうつ病の症状と相関しており、とくに過去にうつ病を患った人に起きる傾向があった。うつ病の経験がある人にとって、ビタミンDレベルのテストは有効な手法になるだろう。

とのこと。もちろん、これで「ビタミンD不足がうつ病の原因!」と決まったわけじゃないものの、あらためて大切な成分よねーと思うには十分ではないかと。

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