幸福になるためのタスク管理法「パーソナルプロジェクト分析(PPA)」入門 #2「感情マトリックス編」
自分のタスクと幸福の関係を深掘りしよう
「パーソナルプロジェクト分析入門」の続きです。
軽くおさらいすると、「パーソナルプロジェクト分析」とは従来のタスク管理法に「幸福になる方法」を組み合わせたもの。ケンブリッジ大の有名な博士が長らく研究しておられるテクニックであります。
で、前回は自分にとって大事なプロジェクトを絞り込んだうえで、それぞれを達成した場合に「自分はどれだけ幸福になれるの?」ってあたりを採点するとこまでやってみました。そこで今回はステップ3からスタート。プロジェクトと幸福度の関係を、さらに深掘りしていきます。
ステップ3.プロジェクトの進行度チェック
ここからは、前回のステップ2で選んだ10個のプロジェクトの「進行度」を10点満点でチェックしていきます。
たとえば「部屋を掃除する」ってプロジェクトだったら、完全にキレイにした状態を10点として、まだ何も手をつけてなかったら0点。あくまで自分の感覚で構いません。
だいたいの採点の目安はこんな感じ。
- 0ー1点:そのプロジェクトを思いついたぐらいの段階
- 2点:そのプロジェクトをやるぞ!と決めた段階
- 3−4点:そのプロジェクトの計画を練り始めた段階
- 5点:プロジェクトの計画に取りかかり始めた段階
- 6−7点:プロジェクトが進み初めて、他のプロジェクトとの時間やリソースの配分を調整している段階
- 8点:プロジェクトの進行にともない、そのプロジェクトを最後までこなすかどうかを考えている段階
- 9−10点:プロジェクトがほぼ終わった、または完了した段階
これをやると、一気にプロジェクトの見通しがよくなるので、スッキリした気持ちになってよいかと思います。ステップ2で取り上げたPPAレーティングマトリックスの一番右に「進行度」のチェック欄がありますんで、ここに点数を書き込んでいただければと。
ステップ4.プロジェクトの感情マトリックス
続いて、10個のプロジェクトについて考えた(または実行した)際に、それぞれどのような感情が起きるかを10点満点で採点していきます。以下の「感情マトリックス」を使ってくださいませ。
もし、そのプロジェクトをやると激しく不安になるなら、「不安」の欄に10と書き込めばOK。その感情がかなり激しいなら10点で、まったく感じないなら0点です。あくまで自分の感覚で構いません。
また「その他の感情」のエリアには、マトリックスに並ぶ9つの項目に当てはまらないものを書き込んでくださいませ。たとえば、
- 恥ずかしさ
- 苦々しい
- 退屈
- 自信
- 混乱
- 嫌悪感
- 驚き
- 疲れきった
- 興奮
- 痛み
- 落ち着いた
- マヒしたような
- とまどう
- 注意深い
- 衝撃
- 楽観的
- 嫉妬
- みじめさ
などなど、いろんな感情があるかと思いますんで、自分の感覚にフィットしたものを書き込んでくださいませ。もちろん、何もなければ空欄でOKであります。いちおう感情マトリックスのPDFも置いときますんで、適宜お使いくださいませ。
ってことで今回はここまで。次回では、ここまでの作業で得たデータをもとに、それぞれのプロジェクトが幸福にあたえる影響度をチェックしていきます。ではまたー。