寝る前に2個のキウイを食べると睡眠の質が40%もアップ!するかも
キウイでグッスリ?
当ブログではいろんな快眠テクニックをご紹介してますが、ここんとこよさげだなーと思うのがキウイフルーツだったりします。
というのも台北医学大学がおもしろい実験(1)をしていて、キウイでぐっすり眠れるよーって結論を出してるんですよ。キウイと睡眠って、あんまり聞かない組み合わせっすね。
寝る1時間前にキウイを2つ
実験は24人を対象にしていて、ある程度の睡眠障害に悩む人だけを集めたとのこと。みんなに「寝る1時間前にキウイを2個食べてください」とお願いしたうえで、リストバンド型の睡眠チェック機をつけてもらったらしい。
で、4週間後にどんな変化があったかと言いますと、
- 参加者が眠りに入る時間が35%も早くなった
- トータルの睡眠時間は13.1%も延びた
- いったん眠ったあとに起きちゃう時間が28.9%短くなった
- 主観的な睡眠の質は42.4%も改善した
みたいな感じ。いやー、すごい成果ですね。この結果だけを見ると、ヘタな睡眠サプリを飲むよりもキウイを食べたほうがいいような気すらしてくるレベル。
キウイが睡眠に効く理由はよくわからない
こういった現象が起きる理由は謎なんですけど、研究チームは「キウイにはセロトニンが多いからじゃない?」と推測しておられます。ご存じメンタルの安定に欠かせないホルモンで、寝る前の白米で睡眠の質があがるのも、一説にはセロトニンのおかげ。
もっとも、食事から摂ったセロトニンって脳のバリアを突破できないはずなんで、 個人的にはこの話はどうかなーって感じ。研究チームは、ほかにも「キウイの葉酸とかフラボノイドのおかげかも?」って説も提唱していて、こっちのほうがあり得るのかも。
また、この実験はコントロール群がないので、データの質もやや低め。そのあたりを割引いて見たほうがよさげではあります。
そんなわけで、キウイが快眠に効く!かどうかはまだわからないものの、ビタミンや抗酸化物質が豊富なフルーツですし、免疫系の改善に効く可能性も昔から指摘されてますからねぇ(2)。ベリー類とならんで、常用フルーツのひとつに加えても損はないかなーとは思います。