寝てる間に英単語を覚えるための3つのコツ
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/07/blog-post_29.html
寝てる間に学習CDを効くことで勉強ができちゃう「睡眠学習」。一部からは「ニセ科学だ!」って意見も多かったんですが、先月ぐらいに脳科学界隈で話題を呼んだ「ボキャブラリーは睡眠学習で増やせる」(1)って論文によれば、復習用に使うなら十分に価値はあるらしい。
これはスイス大学の研究でして、ノンレム睡眠時(眠りが深い状態)に外国語の音声を聞くことで、ボキャブラリーは増えるのかどうかを調べたんですな。被験者はドイツ人の学生で、午後10時からオランダ語の学習CDを聞いてもらいまして、その後でベッドの中へ。ノンレム睡眠に入ったところで、さらに学習CDを続けて聞かせたらしい。
すると、ノンレム睡眠時にCDを聞いた学生は、起床後に単語を思い出す確率がグンと上がったんですな。これは「聴覚刺激」っていう手法で、睡眠中の脳波を調べたところ、学習時に現れるシータ波が計測されたんだとか。意識はなくても、脳は単語を覚えようと頑張ってくれるみたいですねぇ。
そんなわけで、この研究を実生活の勉強に活かすには、
- 寝る前に英単語の学習CDをひと通り聞いておく
- 同じ学習CDを、眠りに入ってから2〜3時間後に再生されるようにセットしておく
- 目が覚めたら、すぐにテストをして記憶の定着をはかる
の3つのポイントをおさえるのが大事みたい。ボキャブラリーを増やしたい方は、ぜひお試しあれ。
credit: zenera via FindCC