痩せたいならまずはソフトドリンクを完全に断つ!話はそれからだ!
「ソフトドリンクはデブの素!」とは昔からよく言われれる話。ハーバード大の2001年論文(1)でも、ソフトドリンクの消費量が多い人ほど肥満が多いなんて結論が出ております。
そして、新たにハーバードから出た論文(2)は、過去に行われた大量のソフトドリンクの実験データを精査したもの。ここでいうソフトドリンクとは、炭酸飲料、スポーツドリンク、フルーツジュース、エナジードリンク、砂糖入りのコーヒー飲料のことで、無糖のお茶などはふくまれておりません。
で、研究者たちの結論によれば、1日に1〜2本のソフトドリンクを飲むだけで、
- 糖尿病の発症率が26%アップ!
- 心臓病による死亡率が35%アップ!
- 脳卒中のリスクが16%アップ!
- 肥満のリスクが1.6倍もアップ!
って感じになるらしい。肥満リスクのジャンプが凄いですねぇ。
こういった現象が起きる原因が、ソフトドリンクの甘味づけに使われる果糖ブドウ糖液糖であります。ご存じのとおり、果糖のとり過ぎは肝臓へダメージをあたえまして、血中の中性脂肪や脂肪肝の原因になっちゃう。その結果、心臓病や糖尿病が起きやすくなるわけですね。
また、ソフトドリンクが肥満を引き起こすのは、ずばり食品満足度が低いから。食事満足度は「食後にどれだけ満腹感が続くか?」を示す数値で、主に食物繊維やタンパク質の量などで決まりま。するすると飲めてカロリーだけが多いソフトドリンクは、満足度が低い食品の代表格なんですね。
研究者いわく、
定期的にソフトドリンクを飲むと肥満が増大する。これは、液体のカロリーは満足度が低いからだ。そのため、ソフトドリンクを飲んでも満腹感が得られず、最終的な総摂取カロリーは増え続けてしまう。
もちろん、ソフトドリンクを減らすだけでは肥満の問題は解決できない。しかし、ソフトドリンクを断つのは、シンプルで効果が高いダイエット法になり得る。
とのこと。わたしも清涼飲料水はお茶しか飲みませんが、基本的には「カロリーは液体で摂らない」と考えたほうがよさげであります。
ただし、果糖ブドウ糖液糖を過度に恐れる必要はなし。あくまで問題は「摂り過ぎ」なので、食物繊維が多いフルーツを食べるぶんには何の問題もありませんのでご注意くださいませー。